雨が降ったので桜は一休みして、
戸倉上山田温泉に戻ろう♪(^_-)-☆
これまでの記事はこちら♪![]()
大浴場『木の湯』から上がった後のお話である。、
夕食までにはまだ時間があるので
再び登場、登録有形文化財『豊年虫』入り口である。
温泉のような暖簾がかかっている。
豊年虫とはなんとも妙ちくりんな名前だが
ようはカゲロウの別名である。
カゲロウが大量発生する年は豊作となるそうで
それゆえ「豊年虫」の別名があるのだそうだ。
ここ千曲市でも稀にカゲロウが大量発生するらしい。
昭和2年、笹屋ホテルに滞在した志賀直哉が
短編小説「豊年虫」を執筆したのもきっとそんな年だったのだろう。

今「豊年虫」と呼ばれるこの数寄屋造りの木造建物は
昭和7年に遠藤新によってデザイン、建築されたもの。
遠藤新とは誰か?┐(´д`)┌
おじゃる☆にはとんとわからんが
旧帝国ホテルを手掛けたフランクロイド・ライトと言う超有名な方に、
最初に指示した日本人建築家なのだそうだ。
当初は「別荘」と呼ばれていたこの建築物。
笹屋ホテル創業100年目に当たる2003年2月に
登録有形文化財の指定を受けたのを機に
志賀直哉の小説からその名をいただき「豊年虫」となった。
豊年虫は共有部分および二階・ライブラリーは、
一般客室宿泊者も自由に見学する事ができる。
ただしさすがに客室内にまで立ち入る事はできないので、
希望する際にはコンシェルジュにお願いする。
この日はコンシェルジュデスクは常時お留守だったの
近くにいたベルマンに声をかけてみると、
奥から、笹屋ホテルの生き字引(?)的な、年配の紳士が現れた。
このお方がコンシェルジュさんだろうか?
おじゃる☆1人のために、かたじけのうござるうー。m(__)m
築100年近い建物ではあるが、
宿泊客が快適に過ごせるようにと数度改修されている。
だから、古さ・懐かしさに快適さが兼ね備わって魅力的なのだ。
元々は15部屋あったものを、
現在は半分の8部屋だけ残して営業している。
こちらは中央のフリースペース。
円形の出入り口は創建当初からあったものだという。
当時としては斬新なデザインだったのではないだろうか?
手前の飾り井戸的なものは、近年新設したものだそうな。
中庭の竹林を眺めながらの休憩スペース。
二階へと続く階段を上ると石楠花ライブラリーだ。
笹屋ホテルの歴史を知る事のできる資料や
著名な宿泊客による作品などが展示されているのだが、
それは客室ご紹介の後に(笑)。
この辺までは、誰でも立ち入れる場所。
この先は、コンシェルジュさん同行でないと入れない客室となる。
各部屋を、書や華道、茶道の「真・行・草」になぞらえ、
それぞれに少しずつ異なった造りとしている。
あえて違えた入口の段差、あえて直線としない廊下、
館内随所にみられる建築家の遊び心や
伝統建築の技法を細かく解説していただいた。
この日は平日で、「豊年虫」には宿泊客がなかったため
「真・行・草」それぞれから三つの部屋を案内していただく事ができた♪
まずは「真」の部屋、間の蘭。
・・・もとい、蘭の間。
いかん、温泉記事、殊更文化財記事は
まじめに書こうと思っているのに、
ついつい気が緩むとボケてしまう(爆)。
本間は十五畳、前室六畳。
全8室の中でもっとも広々とゆとりのある部屋である。
床の間は、広い本床に書院、琵琶棚、床脇。
天井は八尺五寸(2.6m)と高く、
日本建築を代表するような格調高い造りでありながら、
前室の天井は茶室の技法を用いた網代天井としてみたり、
昭和38年に当時皇太子だった今上天皇が
お風呂は当初から常時源泉掛け流しで
平成23年3月にリニューアルして大きな湯舟となったが、
デザインは当時の佇まいを残しレトロなタイル張りとしている。
2つ目の部屋は『萩の間』、行。
蘭の間ほどに格式ばらず、
茶室の趣の落ち着いた部屋である。

和風旅館でありながら、入口に鍵がかかり、
部屋ごとに壁で完全に仕切られた個室と言うのは
今でこそ当たり前だが、
椅子・テーブルの置かれた広縁が一段下がっているのは、
本間に座った相手との目線が合うように。
優しい心配りから生まれた配慮でもある。
目の前に広がる和風庭園の景観も素晴らしい。
3つ目は草の部屋『菊の間』。
西側の一番奥まった部屋である。
四畳半の前室から本間十一畳。
客室としては不思議な、西側と北側に面して大きな窓がある造り。
広縁の二方向の窓の外は池のため、
池の上に浮かんでいるように感じられるのだそうだ。
真・行の部屋に比べると、
質素で茶室の趣が感じられる部屋である。
わびさびの世界(笑)。
床の間は、入り口側にある『下座床』。
框のない踏み込み床で、かなり砕けた雰囲気だ。
Rを描いたタイルのお風呂、秀逸なデザインだが
当初からのものではなく、平成23年リニューアルとの事。
しかし、このお風呂はツボ!!ヽ(^。^)ノ
入りたい~~~♪
以上、真・行・草のお部屋三ヶ所。
本当はもっとたくさん写真を撮りたかったのだけど
コンシェルジュさんが、常時そばにつきっきりで
細部にわたり説明をしてくださるので
一人離れてあれやこれや、いろんなアングル、細かい部分など
撮影するのも申し訳なく憚られ、結局これだけしか撮れなかった(笑)。
でも、貴重なお話をたくさん伺うことができて、それはそれで大満足。
本当にありがたい事ですm(__)m。
すべての部屋がそれぞれに特徴があり
とても素敵なのだけれど、何せ宿泊料金
一人当たり最低30,000円・・。
なかなか宿泊するのは難しい・・(;^_^A。
まぁ、これだけの広さもあり
源泉掛け流しのお風呂付きとなれば
それも仕方のないことではあるがね。
最後に二階に上がって石楠花ライブラリもご説明いただいた。
入口には、昭和初期の頃から揃っている
先代女将所有の婦人雑誌など貴重なもの。
志賀直哉、竹久夢二ほか。
大勢の文人が宿泊した笹屋ホテルの歴史を
垣間見ることができる貴重な資料の数々もある。
同じ敷地内でも厳密にいうと、
本館は戸倉温泉、豊年虫は上山田温泉と、
温泉地が異なるのだとか、珍しいお話もしていただいた。
本当は、床の間や天井、柱、その他などなど
詳しい建築用語を用いて、もっともっと詳しく説明して下さったのに
まったく覚えていられない、おじゃる☆の鳥あたま・・(´;ω;`)ウッ…。
コンシェルジュさん、申し訳ありません。
文化財の建物お好きな方、興味おありの方
ぜひご自分で豊年虫の宿泊(見学)をなさってみてください。
泊りもしないのに、三つもお部屋が観られて♪
本当に大満足!!ヽ(^。^)ノ
よし、これで夕飯が美味しく食べられるぞww。
今日もも応援、ありがとうーー!!ヽ(^。^)ノ
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