猫好き「ニャン香」 マタタビの芽吹き | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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山道を車で行くとマタタビの芽吹きが目に入ってくる。今は目立たないが6月になると白い斑紋が出るから遠目でもわかるようになり、夏になれば薄れて目立たなくなる気まぐれなつる性植物だ。何ゆえ初夏に一部だけ化粧するのかマタちゃんに聞いてみたのだが、いまだに教えてくれない。けったいな名「マタタビ」の語源は、昔、この実を食べて元気になり、また旅を続けたからと言うのだがややオーバーだ。滋養強壮の薬草ではあるがそこまでではない。ただ、野人の知る限り、植物の売買では薬事法にひっかかって売買出来ないのはこのマタタビだけだ。苗や葉や実ではなく、マタタビノアブラムシが寄生して変形、虫こぶ状になった実で、生薬名「モクテンリョウ」に限られる。これに関してはまた夏にでも紹介する。

マタタビでは随分遊ばせてもらった。野良猫や動物園のライオンにも試したが、お茶、薬酒、塩漬けなどもよく作った。挿し木して猫にやられないように大きな金網の箱も製作した。山で苦労して大きな株を掘ったこともあるが、同種で接木実験したこともある。

「サルマタキウイ」とは野人が作った木の名で、随分前だがキウイの原木にサルナシとマタタビを接木して3種の実をならせたことがある。キウイもサルナシも同じマタタビ科だから可能だ。そんな珍妙な木を作ったのはおそらく野人しかいないだろう。サルマタとはやや下品な名だが、順番に頭文字をとればそうなるのだから仕方ない。マタタビは猫や虎やライオンなど猫科の動物が好み、薬でもあるが、神経が休まり酔っ払ったようになる。昔から「猫にマタタビ」と言われ重宝されている。これから、花、葉の白変、果実、虫こぶ果実と時期を追って紹介するが、以前に「人と猫のアロマテラピー」と言う記事を書いたので紹介する。これだけペットの愛好家が多いのは家族同然の彼らに癒されるからだろう。人間だけ香を楽しむが、たまには猫と一緒にアロマを楽しむのも風流ではないだろうか。マタタビの臭いで獰猛な野良猫もライオンも、「借りてきた猫」のように大人しく従順になる。マタタビ香に野人は「ニャン香」と名付けたが、可笑しいかな・・・ピッタリだと思うが・・



人と猫のアロマテラピー「ニャン香」

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