米粉100%スコーン《小麦・卵アレルギーにも対応》 | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

知り合いの方から、取れたてのお米から作られた新鮮な米粉を2kgもいただきました。
初めて収穫されたものなのに、私がこんなにもたくさんいただいて良いものでしょうか。
“米粉でお菓子作りもしてみたいから、何か良いお菓子レシピがあったら教えてね”
と言われたのですが、もちろんです!
さっそく小麦粉を100%米粉にかえたスコーンを焼きました。
タイトルにはアレルギーにも対応としていますが、これはアレルギーがないスコーン好きさんにもおすすめなんです。
ちなみに食感がプラスされる100%ではない米粉スコーンも美味しいので、そのレシピにつきましては次の機会に。

《生地について》
 まずスコーン生地を米粉100%で作る場合、米粉はグルテンを含まないので、しっとりしていながらべたつきません。
 だからいつも私がスコーン作りでやっている、層を出すための折りたたむ工程をこの生地ですると(今回のレシピでは折りたたみませんが、お好みで折りたたんでもOK)生地がさくっと折れてしまうほど。
 なのにぎゅっと押したり伸ばしたりすると、すぐにつながってとてもまとまりやすい性質も持っていて、成形する時も打ち粉は必要なく型につくことなく抜くことができるので、小麦粉の生地と比べて扱いやすい傾向にあります。
(ちなみにこの生地を小麦グルテン入りの粉で作ったことはないのですが、また違う結果になると思います。先の話はあくまでグルテンなしの米粉100%の場合。)

《米粉で作ったスコーンの食感》
 たまにそれぞれ違う農家さんの自家製米粉をお裾分けとしていただくことがありますが、リ・ファリーヌなどの製菓用やメーカー製造のものと比べると、やはり専用の機会ではないのかどの方のものも粗めです。
 でもだからこそ、それらで作ったスコーンはその分焼きたての食感が小麦粉のものとは比にならないほどザクザク!
 そして時間がたつとざっくり感がほどよく残りつつ中央がしっとりとしてきて、冷めても固くなりません。
 そしてほろっと崩れやすいのですが、砂糖とはまた違う米粉の甘みがふんわり口の中に広がります。
(メーカー製造の製菓用のもので作っても似たような傾向で、ざっくり感としっとりさのバランスが変わる程度)

今回は卵なしと卵ありの2種類作りました。
どちらも劇的に味が代わるわけではありませんが、卵ありのほうが風味がありややしっとり。
でも卵なしなら、小麦と卵のアレルギーを持っている方にも安心です。
どちらもまずはそのまま食べて美味しいと感じられる配合だと思うのですが、何か添え物をしたい場合は甘みがある生クリームやジャムより、添えるならクロテッドクリームやクリームチーズのほうが合いそうです。



菊形)卵あり。照り用に卵を塗っています。
丸形)卵なし。照り用の卵を塗らないと縁以外はあまり焼き色はつきません。


~材料~

6cm丸・菊型6個分
 または 4cm丸・菊型10個分

 米粉 200g
 グラニュー糖 15~20g
 ベーキングパウダー 6g(小さじ2)
 塩 ひとつまみ
 無塩バター 60g
 卵 M1個(50g)
 牛乳 50g(卵と合わせて100g)

◆卵なしで作る場合は卵を加えず、牛乳100ccで作ります


~下準備~
○材料の粉類は冷蔵庫で冷やしておく
○バターは1cm角に刻み、冷やしておく
 →カチカチに凍らせる必要はなく、芯まで冷えて入れば良い


~作り方~

①米粉・グラニュー糖・塩・ベーキングパウダーを軽く混ぜてからバターを加えて、バターがさらさらになるまでカードやフードプロセッサーで切り混ぜる
 →手作業の場合は後述参照
 →あまり回し続けるとバターの分量や柔らかさによってはまとまってきてしまうので、さらさらになればOK

②牛乳と卵を混ぜてから、①に2回に分けて加え、更に切り混ぜながらまとめたら、まな板に取り出して更になめらかになるよう軽くこねてまとめ、ラップに挟んで2cm厚さに伸ばす

☆腹割れにするための折りたたむ工程はもちろんしても良いものの、小麦粉ほどは膨らまないので割れ目は分かりづらいため、今回はしていません。
 ただし層を出すためには、型を抜いたり切り分けたあと、生地がつぶれて層が出にくくならないように、断面には極力触らないことがポイント。

③暑い時期などで生地が柔らかすぎて型を抜きづらそうな場合は冷蔵庫で30分~1時間以上休ませて冷やし、抜きやすいようなら④へ

④200度にオーブンを予熱し、予熱している間に5~6cmの丸や菊型で抜いたり、包丁で三角や四角にカットしてオーブンシートに乗せ、途中の余り生地は再度2cm厚さに伸ばして成形する
 →室温が高い日はオーブンに入れるまでにまだ時間がある場合は再度シートごと冷やしておく

⑤艶や焼き色を出したい場合は上面に分量外の溶き卵を塗り、200度に予熱したオーブンで18分前後焼成
 →途中早くから焼き色がついてきた場合はちょうど良いところでアルミホイルをかぶせて、時間通り火を通す(焼き色だけで判断すると中が生っぽいままの可能性があるので注意)
 →側面にも塗ってしまうと卵が焼き固まって膨らみにくくなるため、卵を塗る場合は必ず上面のみに塗ること


~スコーンを手作業で混ぜる場合~
 1.軽く混ぜた粉類にバターを加え、カード(スケッパー)でバターを刻むように細かくする
 2.バターが米粒程度の大きさまで細かくなれば手の平同士で摺るようにしてさらさらにする(手も冷やした状態で行うとバターが溶けにくく作業しやすい)