息子の通う小学校で授業参観がありました。
低学年だけれど、科目は性教育。
と言っても、赤ちゃんがお腹の中で大きくなって生まれるまでの大きさや形、そして何億分の1という割合であなたたちがここにいることは奇跡という内容でした。
“赤ちゃんの肺に影があるので、大きな病院で検査を受けてください”
と言われたのが8年前の12月29日。
ちょうど翌日からどこの病院も年末年始の休み。
年が明けて夫と検査に行ったら、赤ちゃんの横隔膜に穴が開き、肺の中に内臓が入っているとのことでした。
病名は“先天性横隔膜ヘルニア”
先天性だと原因がわからないため死亡率も高い病気だと説明されたのは後のことでしたが、病名を聞いた日は気が動転してしまい一日中涙が止まりませんでした。
特に赤ちゃんに痛みはあるのだろうかと考えると怖くて、でも調べたところ傷みはなく、また肺呼吸ではないのでお腹の中では大丈夫ということを知り、少し安心しましたが…
それから数ヵ月後、薬で子供が眠った状態にしてから帝王切開で出産。
翌日会えた時には体中に色々な管や機械がつけられていて、泣くと差し支えるので眠らされていました。
他心臓に穴が開いていて、停留精巣他色々と見つかったなど。
手術は状態が良い時を見て当日に決められ、改めて覚悟するように伝えられ、お腹を開くと思った以上に難しいということで予定よりも手術時間が延びたのだけれど、成功したので今ここにいます。
赤ちゃんの頃は1歳まで毎晩吐き戻していたし、今でも胃以外の内臓は全て違う位置にあり、特に心臓が右にあるので背骨が曲がっていて、そのため肺の大きさが左右対称ではないので生活するうえで負担がかかっていたり機能していない部分もあるのだけれど、不思議とそこまで泣かないおとなしい子で、それ以外の病気にはほとんどかかったことがありません。
ただ、今でも経過観察で年に数回診察があり、レントゲンを撮ったりはしています。
3歳の頃の入院の際に2日ほど絶食しなければいけなかった時も、文句1つ言わずに頑張ってくれたり、病院や注射を怖がることもなく、そこは助かっています。
そして何度か手術する中で、1歳になってから取り出した人工腹膜はホルマリン漬けにしてもらい今でも記念に取っています。
袋が破れたら捨てるように言われているのですが、赤ちゃんの頃の息子を守ってくれたものだから…
そして息子のお腹の歪さと胸へかけての手術跡、それから私のお腹の出産の跡は、頑張った証です。
ずっと赤ちゃんは、自分も周りの人と同じように、健康な子供を産むのだろうと思っていました。
でも病気だったという点で、そして助かったから言えることですが、その後の人生観が変わったのは私にとっては良いことだったと感じています。
その後の数度の入院の中で、色々な境遇や病気の子供や親たちに出会い励まされました。
救ってくれた先生方や、心配してくれた人たちへの感謝を忘れないで欲しいと思います。
息子は細くて、気が弱くて引っ込み思案だけれど、昔の私もそうでした。
今の私を知る人からすると想像できないと思いますが(笑)
今の私は子供の頃の経験や考え方がとても影響していて、だから自分のような窮屈な子供時を過ごさせたくなくて、二の舞にならないようについ厳しくしてしまう部分もあり、逆に同じような思いをさせている気がする…
授業参観の後にあった講演会が心に響いて、自分の普段の育児を大反省。
懇談会でも色々な人の話を聞くことができて、とても参考になりました。
もっと甘えさせてあげたいし、もう少し、肩の力を抜いて過ごせるようになりたいな。
こんな母だけれど大好きなことは伝わってるんでしょうか。
私も頑張るので、健康にだけは気をつけてこのまま元気に育ってね。