ずっと前に読了。
表紙に「上海のデパート王の娘が体験した日中戦争・中国革命・文革」とある。
この時代を生きた女性について書かれた本は多い。
そして、皆さんとってもタフに生きていた。
中国の女性だけではなく、日本でも戦前・戦中・戦後を生きた女性はタフな方が多い。
上海プリンセス (著)陳丹燕 (訳)大場雅子
- ¥1,785
- Amazon.co.jp
本書は、他の「文革もの」と大きく違う点がある。
「文革もの」というのは、中国の文化大革命の体験を書いた作品を、私が勝手にそう呼んでいる。
その大きく違う点は、写真の多さである。
このような裕福な家庭の持ち物は没収されたり、焼かれたりしていることが多く、あまり写真も残っていないように思う。
この主人公の写真は奇跡的に残っており、本書の出版のために複製したそうである。
主人公は壮絶な苦労をして生き抜いているにも関わらず、
読んでいて、そんなに暗い、悲しい、辛いといった印象は持たない。
それは、この多く使われている写真に写っている主人公の美しさ、そして、作者・陳丹燕氏による写真の解説が実にロマンチックだからだと思う。
写真の解説を軸に文章が進むので、時代が行ったり、来たりする、
なので、若干読みにくい部分もあるが、他の「文革もの」とは違った読後感があった。
それから、本書の「訳者あとがき」に「著者・陳丹燕氏の文章の美しさ、優雅さに魅了された」とある。
外国語で美文と言われている文章は、往々にして翻訳しにくいのではないだろうか。
本書を読んで、訳者の大場雅子氏の苦労が伺えた。
ブログネタ:今後乗り物乗り放題と、いま100万円出すとどこでもドアが買える。どっちがいい?
参加中
私はいま100万円出してどこでもドアを買う 派!
「どこでもドア」があったら、ちょっと「津」まで帰れるし、通勤時間「0」だし、雨でも嵐でも大雪でも問題無いし。
するっていと、別に東京に住まなくても良いわけで・・・。
ああ「どこでもドア」あったらなあ。

