与える人は成功する! | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

Can You Be a Giver and Still Be a Success in the Long Run?(与える人になれれば、なおのこと最後は成功できるのか)というタイトルの記事です。筆者はライターのKarla Starr氏です(→外部記事リンク)。



実は最近気になる本があり、ちょうどその書評の側面もある記事がPsychology Todayにあったので、今回取り上げることにしました(後述)。



なお、本文でpopular science booksという表現があるのですが、最近よく出版されている行動心理学や行動経済学や、その周辺の脳関係の分野などについての本をそのように言うことがあるようです。学者が書いたちゃんとしたものもありますが、中には怪しげなものもあります。



さて、筆者は最近、心理学関係の書籍によく目を通して、いろんな発見をしているそうです。その中でも、アダム・グランドがThe New York Timesに寄稿した記事Is Giving the Secret to Getting Ahead?(与えることは出世する秘訣か)は最近読んだ中で得るところが多かったと言います(→外部記事リンク)



グラント氏は才能に恵まれた学者で、最近出版した『Give and Take: A Revolutionary Approach to Success 』は『ニューヨークタイムズ』紙や『ウォールストリートジャーナル』紙などの有力紙で取り上げられ、ベストセラーになっています。


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グラント氏は博士号を取得した大学教授ですが、なんとまだ31歳。ご尊顔はこちらで(→外部記事リンク)。



Give and Take is a true rarity among popular science books: nuanced yet never boring, story-driven and fun to read without oversimplifying. While some research-based books err on the side of being too story-based and simplistic, others over-correct and read like a laundry list of abstracts culled from academic journals. If Give and Take were a person, I'd currently be stalking him online and trying to bump into him at Starbucks in the morning. Even if you've read every popular psychology book in the last five years, you haven't heard what Grant has to say about the importance of giving and success-and it could just change your life.

「『Give and Take』は人気啓蒙書としては真の希少性がある。派手さはないが退屈さを与えず、ストーリー重視で、単純化していないのに愉しんで読める。統計重視の本にはストーリーを中心にして単純化したために間違いをおかすものがあれば、正確さを求めすぎて学術雑誌から切り抜いたような無味乾燥な読み物になってしまうものもある。もし『Give and Take』が人間だったら、私はストーキングして、スタバで無理矢理会おうとするだろう。この5年間で人気啓蒙書を読んできたとしても、与えることで成功する大切さについてグラントの論点は知らないはず。それは、あなたの人生も変えうることである」




「人間だったらストーキングしてスタバで会いたい」という発想がなんだかすごいのですが、まあそれくらいその本に惚れ込んだということなのでしょう。


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さて、グラント氏は、人間のタイプをgiver(与える人)とtaker(受け取る人)とmatcher(合わせる人)に分けます。



では、それぞれの違いはどこにあるのでしょうか?



They're different preferences for reciprocity. Takers love to get more from others than they give. Givers actually enjoy contributing more to other people than they receive in return, and often share knowledge and offer help without any strings attached. Most of us are matchers, falling somewhere in the middle: we like to maintain a fair, even balance of giving and taking.

「それらは相互関係に対してそれぞれの性向がある。takerは与えるよりもらいたいと思う。giverは他人にあげることを、貸ししてもらうことなどより実際に楽しめて、見返りなしで情報を共有して人助けをすることが多い。私たちのほとんどが両者のあいだにあるmatcherである。与えることと受け取ることの公平なバランスを維持することを好む」



分類は実に簡単です。giverは与えるのが好きな人、takerはもらうのが好きな人、matcherはどちらでもなくバランス重視の人ですが、ほとんどの人がmatcherだと述べられています。実感にもよく合う話です。



グラント氏によると、この中で最も成功に近いのがgiverです。まあ考えれば当然のことで、与える人は人とつながりやすく、人の引き立ても多いでしょうし、信用も勝ち得ています。また、トップに立っても孤独を感じることが少ないのも特筆すべきでしょう。


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ここまでは多くの人がわかるでしょうが、最大の問題が立ちはだかります。さて、これまでtakerだった人が、果たしていまさらgiverになどなれるものなのでしょうか。ケチな人におごってよと言うようなもののような気がしますが、果たして?



Absolutely. No one is a pure taker, giver, or matcher; we all have a mix of motives and styles. In close relationships, such as with friends and family members, research shows that most people act like givers. Every interaction with another person involves a choice between giving, taking, and matching, so takers can shift their styles by looking for ways to trade or add value. It usually starts with two questions: (a) what can I offer that might benefit others, but cost me little or nothing? Sharing knowledge and making introductions are two common examples of low-cost acts of giving that appeal to a wide range of people-including takers.

「なれる。そもそも純粋なtakerやgiverやmatcherなど存在せず、私たちは誰でも動機づけやスタイルにおいて多様だ。友達や家族親族といった近い関係ではほとんどの人がgiverになりがちなことが調査からわかっている。他人との関係は、そのたびごとにgiverとtakerとmatcherのあいだでゆれうごいている。だから、takerは駆け引きや価値付与の方法を探すことによってスタイルを変えることができる。それはだいたい2つの質問で始まる。私ができることで、他人に貢献できること、しかも自分にはほとんど負担にならないことは何か。情報を共有し人脈を提供することは、負担が少ないgiverとしての2つの例である。そのことは、takerを含む幅広い人たちにアピールする」



あまり極端なことを考えないで、自分にできそうなことで負担が小さなことをやればいいというわけです。その例として、情報と人脈を与えることがあるというわけです。これならお金は使わないから吝嗇家でもできるだろうと言うのでしょう。



というわけで、なかなか興味深い記事でした。これを読んで、私はさっそく『Give and Take』を手に入れることにしました。



ご関心があれば、とりあえず『ニューヨークタイムズ』紙の記事からいかがでしょうか。



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