creativityを伸ばす教え方 | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

The Art of Positive Psychology(ポジティブ心理学の技術)という、おそらく啓蒙書好きな人にはたまらないタイトルの記事です。



ただし、そのあとにThe positive psychology teacher is an artist.(ポジティブ心理学の教師は芸術家である)とあって、「?」となってしまいます。



筆者は「ポジティブ心理学」の専門家であるPatty O'Grady先生です(→外部記事リンク)。


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Do you use lessons to assist students in the discovery of an exciting subject? Do you help them discover the answers to interesting and important questions about themselves and their world? Do you ask questions answered by philosophy, history, literature, politics, and more? Do you teach students the arithmetic, science, and languages of their world? Do you also assist in the self-discovery of emotions and strengths?

「あなたは授業を利用して、生徒に面白いテーマを見つけさせようとしていますか。生徒に手を貸して、自分のことや世界のことに関する興味深く大切な疑問に答えを見つけさせようとしていますか。質問をするのに、哲学や歴史や文学や政治などを活用していますか。生徒に数学や科学や世界の言語を教えていますか。また、感情や能力を自分で見つける手助けをしていますか」



どうやら主に教師や指導者に向けた文章だということがわかります。教師だけではなく、子供を持つ親や、部下を持つ会社員、組織のトップなどにも興味深そうなテーマです。



筆者の質問はさらに続きます。続けて読んでみましょう。



When you teach the algebraic equation, do you also teach the formula for sharing knowledge with others? When you teach the unique characteristics of the planets, do you also teach about the unique characteristics of the person?

「数次方程式を教えるときに、他人と知識を共有するためにも公式を教えていますか。惑星固有の特徴を教えるときに、人間固有の性質についても教えていますか」



筆者はたたみかけてきます。どうやら、1つの知識を教えるときに、ほかの何かに役立つように教えられているかどうかを問いかけているようです。


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さて、ここから本題。



なお、文中のPaul Revere(ポール・リビア)はアメリカ独立戦争のときの愛国者として知られ、ボストン茶会事件の前にイギリス軍の動きを味方に知らせるために真夜中のボストンを駆け抜け、「ポール・リビアの真夜中の騎行」と呼ばれて知られた人物です。



The art of positive psychology is a multi-dimensional, mixed-media art form that avoids compartmentalized, discipline-discrete instruction and embraces integrative, multi-discipline-enriched teaching. How fast did Paul Revere travel on his midnight ride through Boston? How far did he travel? Were there other faster or shorter routes through town? What year was it? What other important events occurred in that same year? Was his message important? How did he feel riding fast through the dark? What strengths does Longfellow capture in his famous poem about him?

「ポジティブ心理学の技術は多面体の複合メディア技術の形をしています。そこではきっちりと区分けされて別々に訓練されるような教え方が避けられ、統合された総合訓練での教え方がなされます。ポール・リビアがどれくらいの速さでボストンの街を夜中に来るまで駆け抜けたのでしょうか。どれくらいの距離を走ったのでしょうか。街を抜けるのにもっと早いルートや近道はなかったでしょうか。それは何年のことだったでしょうか。同じ年に重要な出来事はなかったでしょうか。彼のメッセージは重要ではなかったのでしょうか。闇を駆け抜けるのはどんな気分だったでしょうか。ロングフェローは自分についての有名な詩で、どんな能力をつかんでいるのでしょうか」



ロングフェローは「ポール・リビアの騎行」などの作品で有名なアメリカの詩人です。



だいぶわかってきました。ある1つのテーマを見るときも、複合的な見方ができるということです。



たとえば、尖閣問題を論じるときでも、これを教育的な配慮で使用する場合は「歴史的にどちらの領土か(歴史)」だけでないほうがいいわけです。



たとえば「北京と東京のどちらが近いか(地理)」「海軍力はどちらが上か(政治経済)」「いざというとき、どこがどちらの味方になるか(国際関係)」「中国軍に占領されたら、軍事力で取り戻すことは憲法に抵触しないか(法律)」など、いろんな見方を教えたほうが、教わるほうにはプラスになります。



また、社会の関心が高い1つのテーマからそこからいろんな分野の学習を有機的におこなうことは、意欲をかき立てながら学習できるという意味で有意義です。


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教育の目的は問題が解けるようになることではありません。自分を知り、人間を知り、自分の住む場所を知り、まわりを知り、国を知り、世界を知り、宇宙を知ることだからです。すべてが有機的に繋がってこそ、教育の目的は達成されます。



また、このような教育の技術を持つ教師こそ、有能だと筆者は言います。これをThe positive psychology teacher(ポジティブ心理学の教師)と呼んでいます。



筆者はこれこそが「新しい分類学(a new taxonomy)」だと言います。



分類学は本来、関連事項をカテゴリー分けしていく学問ですが、教育における分類学は教師が教育効果を高めるためにおこなうものです。大事なのは、ゴールを設定して、ゴールにたどり着くまでの見取り図を作ることです。



ポジティブ心理学教育でおこなわれる新しい分類学では、従来の教育の枠組みに情操教育の様相を取り入れ、生徒が自分で発見する技術を身につけさせるようにしなければなりません。



そして、筆者はまたまた読者にたたみかけています。なお、文中に出てくるBloom(ブルーム)は「教育目標の分類学」で知られたアメリカの心理学者です。


I would love to hear from you. Do you think teaching is more art or science? How is it an art? What medium of art expression is analogous? Are you familiar with Bloom's affective taxonomy? Do you think the three domains of Bloom's learning taxonomy are given equal attention in the classroom? How do you balance the teaching of the cognitive and affective taxonomy in your classroom? What is an example of a lesson that you use to teach cognitive, affective, and conative learning using an interdisciplinary approach or the "mosaic" effect?

「みなさんのご意見をうかがえばと思います。教育は芸術と科学のどちらの要素が強いでしょうか。どのように芸術なのでしょうか。芸術のどの表現方法に似ているでしょうか。ブルームの感情分類学のことを知っていますか。ブルームの教育分類学の3つの領域は教室で同じような関心を与えると思いますか。学際的アプローチ、あるいは「モザイク効果」を使って、認知教育と感情教育と能動教育を教えるためにやる授業にはどんな例があるでしょうか」



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日本語の「技術」にあたる英語にskillとartがあります。skillはご存じのように訓練で得られるような個別技術のことです。artは表現技術のことで、訓練も大事ですが、もともと人間が生まれ持っているという要素もあります。だから今回のように「芸術」と「技術」に訳し分けないといけないことがあります。



筆者は教育がポジティブ心理学のart、つまり「教育技術」ではなく、生徒の能力を引き出すための「表現方法」だと考えています。



実際、筆者は「XはYだ」という命題の形ではなく、「Xは何だろうか?」という疑問形を多用します。納得を迫っているのではなく、読者ひとりひとりに答えを出してほしいと考えている根っからの教育者なのでしょう。



本ブログでcreative thinkingについて呼んだことのある方には言うまでもないでしょうが、creativityを高める教育としてもこういった考え方は尊重すべきでしょう。



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