このブログでは英会話についてかなり扱っています。
そこで「日本人が英会話が苦手としている理由」として、一貫して述べてきたことにいくつかあります。最も大きな要因だとしてきたのは日本人の多くは、本当に英語が話せるようになりたいとは思っていないということです。
こう言うと「そんなことはない!」とよく反論されます。
留意していただきたいのは、私が言っているのは「意識上」のことではなく、普段は気づかない「意識下」のことだということです。
たとえば、あなたが日曜日の昼間に公園でボッと座っていたとします。そうしたら、観光客らしき白人男性が近づいて来ました。さて、あなたは内心どんな気持ちになるでしょうか?
そういった状況になったとき、多くの人がこう考えます。
「逃げ出したい・・・」
本当に英語を話せるようになりたい人にとって、これほどのチャンスはありません。つたない英語でもとにかくコミュニケーションをとろうとするはずです。
しかし、日本人の多くがうろたえるのです。気持ちが混乱して心臓がドキドキしたり。
なぜそんな心持ちになるのでしょうか?
それは、あなたが本当は英語を話したくないからです。英語が話したいなら、ドキドキはするかもしれませんが、逃げ出したいとまでは思わないでしょう。たとえば、中国語を勉強しているときに、中国人観光客が近づいて来たという場面と気持ちを比べてみてください。
たしかに「ネイティブのようにぺらぺらしゃべれたらなあ」とは考えてはいるのでしょう。でも、少なくとも「目の前にアメリカ人が現れて、いろいろ話をしたいなあ」とは思ってはいません。
これは英会話を習得するという観点からは、かなり困った状態です。
なぜなら、そんな人は前者を持って「私は英語が話せるようになりたい」と意識はしていますが、後者の気持ちが強いので、結局は英語を話す機会など作らないのです。この状態で英語を話せるようにはなりません。
ようは「英語が話したくはないけど、話せるようになりたい」という「英語コンプレックス」を持っているだけのことです。
「英会話業者」の多くは日本人に独特のこの心理を利用します。どうするかというと、「ぺらぺらと英語を話す自分」という幻想を売るのです。「これまでの学習法はダメでしたが、この方法は違います!」と言ってアピールします。
でも、考えてもらえばわかるように、話そうとしない人が話せるようになるはずがありません。では、どうすればいいのでしょうか?
実は方法はとっても簡単です。英語を話さざるを得ない環境を作ることです。外国に語学留学する、外国人を招く、外資系企業に就職するなどなど、「話さざるを得ない状況」を作ってしまえば、必死にやりますし、実地の会話のやらざるをえませんから、話せるようになります。
石川遼プロは国際的に活躍しています。だから、海外旅行しなければならないだけでなく、外国人の担当者やメディアにも対応しなければなりませんし、外国人のファンにも応対しなければなりません。会見も英語でさせられます。
こういう状況であれば英語はうまくなります。
はっきり言って教材は何でもかまわないのです。大事なのは「どうしよう!でも、とにかく英語話さなきゃ!」といった極限状態を何度も味わうことです。それこそが、英会話習得の早道であり王道です。
あの教材を使って石川遼プロが英語を話せるようになったのは事実でしょうが、それは「練習+実践」がそろっていたからです。日本人学習者にとってとくに大切なのは「実践」のほうです。
練習が教材で実践が海外遠征です。石川遼プロのように英語を話せるようになりたかったら、彼のように英語を話さざるをえない状況を作ることです。教材だけまねしても仕方がありません。
ちょっと言い過ぎな気もしますが、もしそれができなければ、もしかしたら英会話などあきらめてもっと自分を高められることを目指したほうがいいのかもしれません。
もちろん、単なる個人的な意見ですが、時間は有限なので本当はやりたくないもの・実は必要ではないものに時間をとられるのはもったないという気がします。

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