好奇心旺盛な私も、ここNYで、いろんなことに手を出した。
サルサ、陶芸、ヨガ、ボイストレーニング、英会話・・・
みんな、いい思い出
(思い出で、終わりなのか? せめて英会話は続けろよ!)
熱しやすく冷めやすい、この楽天家が、それでも続けている事とは?
なんちゃってミュージシャン。
前回、少々この件について暴露したが、なにが どう転んで、音楽に無縁だった私が、ロックスターを夢見ているのかは・・・
ニューヨークが、田舎娘をそそのかし、又、本来、本人が持っている、お調子者エネルギーと、大きな勘違いが有効に作用し、このような有様でして・・・
結果は どうあれ、有言実行の私。
ロックスターになるには・・・まず、ギターが必要ね。 即ご購入。
(全く持って、カタチから入るタイプ。 でも中古ギター購入の堅実家。)
でも、私、ギターなんて弾いたこと、いや触れたことすらないわ。
(しかも、エレキギターを購入済み。(汗) だって、ロッケンローラーだもの。)
早速、ギターレッスンに通い始める。(あれは2年前のことだった。)
「Hello! Let's play a guitar!」 お調子者の先生だった。
「ヘイ、リンゴスター(私の名前)、憧れのギタリストは誰だい? どんな曲やりたい? 」
「えっと、憧れのギタリストは いません。洋楽は、全く知りません。」
お調子者の先生も、さすがに引きつる・・・
「ナンデ 君は、ギターを習いたいと思ったの?」
「定めです。」
「・・・・(汗)」
「とりあえず、レッスン始めよう。
えっと、練習曲は・・・ああ、洋楽知らないんだっけ?
えっと、それじゃぁ、まずは簡単なコードから始めよう。
じゃ、そこのフレットを押さえて・・・。」
「先生、フレットって何ですか?」
「あはっ、あはっ、あはっ(汗)、Sorry、Sorry、
そこから教えなくちゃなんだね・・・(汗汗)」
ちょっと ギターセオリーも簡単に説明すると・・・こういうことさ、わかった?」
「大変恐縮ですが、先生の その英語が分かりません。」
「あはっ、あはっ、あははははっ・・・
僕の言ってる この英語がわからないのかぁ~・・・(涙)」
ともあれ・・・ギターを弾くのは、本当に楽しい。
まわりの 女の子達が、ネイルサロンに通い、キレイな 色とりどりの爪を手にし、お手入れに勤しんでいる中、深爪になるまで爪を切らされ、
「フフフ、脳ある鷹は、爪隠すんでこざいますのよ。」 と・・・
しかし・・・
3ヶ月 ~ 半年 ~ 1年 ~と、時は経過し・・・
簡単なコードを駆使し、何とか曲も弾けるようになった・・・のに・・・
何か不満。
楽しんでないのか?
「オマエ、一人で弾いてるから、楽しくもないし、上手くもならないんだよ。」 と友達に言われ・・・
そうだよ! バンド組まなくちゃ!!!
さあさあ、私のメンバー達は どこ?
などと ぬかしたこと言ってる私は、現実の大きな壁にガツンとぶち当たる。
ここNYには、ギターが弾ける奴なんて ごまんといる。
何が悲しくて、ギター初心者を、バンドの華とも言えるギタリストに招きいれようか?
しかし、身の程知らずの 無知無謀女は、執念で ついに 初心者ガールズバンド を見つけ出したのだ。
このチャンス、逃してなるものか!
*ゴーストライター兼、専属ギター講師に、マーク君を起用。
(実は、このとぼけたマークさん、かつては バンドマンで、リードギター担当。)
*完璧なる(マークの)英語で 彼女等とメールでコンタクト。
*事前に彼女等がコピーし練習している曲を、専属講師にマンツーマンで特訓。
即席ギタリスト、いざ出陣! ガールズバンドの元へ。
もちろん、私には バントを組んだ経験などない。
というか、ギターを29歳で始めた超初心者、度素人もいいところ。
初めて足を踏み入れる リハーサルスタジオ。 その雰囲気だけで オナカいっぱい。
いたいた、ボーカル、ベース、ドラマーのアメリカ人 3人娘。
「Hello, Thank you for coming. nice to meet you ~~~~~」
す、すっげ~早口。 何言ってるのか聞き取れない・・・(汗)
容赦なく ハンディなしで 喋りかける アメリカ人の女の子3人と、無口な私。
(メールでは パーフェクトな英語なのに・・・マズイ、英語しゃべれない事、感ずかれてる。)
スタジオでの 初セッションは、最高にエキサイティングだった。
もう やめられない、完全にハマってしまった。
あまり 私の好きな楽曲ではなく、ボーカルの歌にも魅力を感じないが、私のギターに引けを取らないほど ドラムもベースも同じ レベルだし、初めてのバンドは こんなもんでしょう。 と、自分の英語力を棚に置き・・・
これから、共に頑張って行こうぜ! 打倒プリプリだよね?
(あんた等、知らないだろうけど。) と、やる気満々の私。
「今日は、来てくれたありがとね。」
とんでもない。 さて、スタジオ代、割り勘でしょ?
「貴方はゲストなんだから、いいのよ。(払わなくて。)」
ゲ・ス・ト? 言ってる意味が よく分からないのですが・・・。
その後、彼女等との連絡は 途絶えた。
♪いつも一緒に~、い~たかぁた~、隣で 笑ぁってたかったぁ~~~
それでも 懲りずに ロッケンローラーへの道は、続いているらしい。
(マジ!?)
