働けど、働けど、我が暮らしラクにならず・・・
また、地下鉄運賃の値上げである・・・トホホ・・・。
私が こちらに来た当初(2002年)
*地下鉄の一回券は1ドル50セント、
*30日パス(乗り放題)64ドルだった。
それから1年もしないうちに、一回券は2ドル、30日パスは70ドルに強引に値上がった。
そして、また強引に強引を重ね、今回の運賃値上げは決行された。
一回券2ドル50セント、30日パス・・・76ドル!!!???
ぎょえぇぇぇ~!!!。
MTAよ、この叫びが聞こえるか!?
(Metoropolitan Transportation Authority の略)
NYの地下鉄は、日本と違い、どこまでいくらではなく、1度改札を通れば どこまでも行ける。
地下鉄を乗り継ぎ、マンハッタンからブルックリンの奥地 JFK空港まで 2ドル50セントで行く事も可能なのだ。 (ちなみにバスなら12~13ドル、イエローキャブならチップ込みで50ドルくらいだったと思う。)
だからといって、ここ数年で この値上げはアリなのか?!
友達が言っていた、
「アメリカはカネで動くし、カネで方がつく。 ビンボー人には とことん冷たいよ。」
少し、賛成してしまいそうだ・・・。
ウソか本当かは知らないが、レスキュー隊が、手の施しようのない人を諦めかけた時、その人が、資産家であると分かったとたん Never give up で救助したと言う。
そう言えば、救急車を呼んだら、500ドル(6万円くらい?)かかるらしい。(有料かよ!)
ビンボー人には冷たいアメリカ、ひゅるるるる~。
現に、医療保険は 日本と違って、民間の保険会社に個人で加入する。
(多少、職場が負担する所もあるが。)
馬鹿にならない掛け捨ての掛け金。保険に加入していない人も多いはず。
私は以前、せっかく保険かけているのに使わなきゃ損と・・・
ただ、何とかは風邪引かないと言ったもので、なかなかチャンスがなかったのだが、一度、大風邪を引いた時、ここぞとばかりに医者にかかった。
「処方箋あげるから、薬ちゃんと飲んで休養しなさい。」と、それだけである。 (日本でも、内科はそんなもんであろうが・・・)
その処方箋をもって、いざ薬局へ。
「Ms, it's $170. is it OK for you?」
ひゃ、ひゃ、ひゃくななじゅう どるぅぅぅ~~うっ死ぬ・・・
Nooooo~~~~~~~~!!!!
1ボトル24錠の抗生物質が、170ドル(2万円弱)なり。
高熱も ぶっ飛んだ!
甘かった、保険には入っていたものの、薬をカバーする保険には入っていなかった。
ビンボー人は、オチオチ風邪も引いてられないのである。
私が、こちらに来て、ストレス(まさか?)のせいか、欧米型食生活のせいか、
はたまた ここの気候か水のせいか?顔中ニキビだらけになった事があった。
(30にもなると、ニキビと呼ぶのは少々 罪悪感を感じるが・・・)
異常事態に、皮膚科に行く事を薦められた。
皮膚科の先生は、私が英語出来ないとも知らず、バァーっとしゃべり、聞き取れたのは、最後の「OK? Have a good day.」 だけだった。
先生は、ニキビに針でチョンチョンとしていたが、それが洗浄なのか、薬の塗布なのか分からず終い。(先生は既に説明済みだが。)
帰り際に、また処方箋を渡され、少々トラウマであるが、恐る恐る薬局へ。
「Ms, it's $175.」
「・・・・(汗)」 ですよねぇ、わかってましたよ。
洗顔クレンザーフォーム 45ドル、ジェル 130ドル なり~。
こんな私でも、乙女の端くれである。 お買い上げ。
「顔は女の命である・・・ヒュルルルル~。」
その後、保険会社から手紙が届き・・・
「大変申し訳ありません、皮膚科での処置は エステティックとみなされ、保険対象外です。」 と、280ドルの請求書を突きつけられ、再起不能であったことは言うまでもない。
住居にしても、物価の高いNYでは、他人との共同生活は当たり前。
こんな話がある。
ブルックリンのベットフォード地区に、数年前 家賃300ドルで住んでいた人がいた。
その当時は、そのエリア、あまり治安がいいとはいえなかったが、ここ4~5年で、この地域はアーティストや、おしゃれな若者の人気エリアになってしまい、翌年、300ドルのアパートは 800ドルに値上げされ、あえなく追い出しを食ったとのこと。
ビンボー人は、住居、医療すら満更に受けられないのか・・・
キビシイ現実である。
カネ、カネ、カネ と、心がギスギス音を立てる。
76ドルに値上がったメトロカード(30日パス)
値上げ前に買った私は、今月19日まで、旧価格で乗れる。
そんな小さな幸せを噛み締めて・・・。