リリカの慢性疲労に対する効果について | kyupinの日記 気が向けば更新

リリカの慢性疲労に対する効果について

慢性疲労は精神科に限らず、内科や整形外科の患者でも時々診られるのではないかと思う。

慢性疲労は、精神科ではうつ状態や疼痛性障害、他の科では免疫疾患や慢性炎症と関係が深いような気がする。

結局だが、慢性疲労は、単純には食事をしっかり摂り、ストレスを和らげる生活環境にいることが重要なんだと思う。一般に、栄養状態の悪いことやストレスは免疫を下げるからである。

本質的なアプローチは免疫異常を緩和することである。だからこそ、エゾウコギなどの免疫や炎症を改善するサプリメントが治療的なのであろう。

本邦では、リリカは神経障害性疼痛の適応があるが、近年、線維筋痛症にも適応が認められた。リリカは簡単に言うと痛みに効果的なのである。

しかし、同時に「てんかん」にも効果的で脳にも働きかけている。(海外では抗てんかん薬の適応がある)。

これらの作用機序を通じて疼痛を改善するが、たぶんその治療過程を通じて、慢性疲労にも効果を及ぼしているとしか思えないような患者さんがいる。

しかも、その量もリリカ25mgとか50mgなどの少量で良いことが多い。むしろ、少量の方が疲労の改善が明瞭に見える印象すらある。リリカは免疫異常をさほど改善しないような気がするが、その次の「疼痛を改善すること」を通じて疲労状態を緩和しているように思われる。

おそらく、疼痛、慢性炎症、免疫異常、慢性疲労は相互に関係が深いのであろう。