これまでのあらすじ:医学部卒後のこと…
親が私にどえらい医者になってほしいと言う。
しかし私は、自分の能力や興味を考えてそれはムリだと主張。



親とがっぷり話し合った時のこと。


「私は、自分が興味があってやりがいのあるところへ
進みたいんだけど。」



すると母親が

「Jちゃんは

崇高な使命を忘れたの?!」



と叫ぶ…。






ハァ?

崇高??

使命?


????





「崇高って…なに?どういうこと?」

と母に問うと…






「それは崇高すぎて

言葉にすると意味が変わるから、

言えないほど崇高なものよ!」





脱力~っ



するとなんですか?

その言葉に出来ないようななにかのために、
私は外科へ行けと言われているわけですか???


がっくり…。



とりあえず、

親の「手術出来る科!」という希望を聞き入れ、


人が滅多に亡くならない

女性入局者が多い


という自分の願望を併せて入局願書を書いた。


眼科

と…。

父親が眼科と書いた願書の保護者欄にサインし、はんこを押した。


これで私の研修医ライフが、
眼科でスタートすることになったのだった…。


女性が多い科であれば、女性だからという理由で差別やいじめを
受けることはないだろう。まあ、希望の科ではなかったけれど
がんばろう。

そう思っていたのだが、やはり消去法で科を決めてはいけなかったと
いうことを、やがて私は思い知ることになる。
(つづく)