医学部学生時代から、親の無理難題に悩んでいた。


持病もかかえ、体力も無い私に外科へ行けというのだ。



外科…

ゼッタイ無理



外科といえば、男子ですら音を上げてドロップアウトも出るほどの
体力知力の限界を要求される科。

そこへ、へなちょこな私が行けるとでも…?




それなのに

日本で五指に入る外科医になれ

だの(これ言ってるだけで実際に五指に入る医師なんてヤツラ
知らないのよ。だいたい日本で五指って決めるのだれだよ。)、


私がガンになったら手術してちょうだい

だの、

外科医になると、手術前に患者さんから袖の下がもらえるから
もうかるんですってよ!!


だの…。








親がなぜ私に外科を薦めるのか。理由は主に二つであった。



1.自分がガンになると信じ込んでいて
 娘に執刀してほしいため。


2.外科医はソデノシタをもらえるので丸儲け




1.はまるで根拠なし
まあ、100%あなたはガンになりませんよ、
ということは言えないわけだが、ガンになると信じて暮らす
のって、いかがなものかと思う。



2.実家のある地元で一番大きな私立某大学病院では、
 手術が決まると別室へ連れて行かれて、
 公然の秘密で「そでのした」として金品を要求するという。


 
2は噂であり、私は確かめたわけではない(都市伝説?)。

ただ地元ではかなり広く流布した噂であった。

ゆえに親はこれを真実であると信じ込んでいた。



私大ならば、国公立よりも金品に対する規制がゆるいということは
あるかもしれない、しかしいくら保険診療報酬が技能に比例する金額では
ないとしても、ソデノシタを期待する医者になんか、絶対なりたくない。


そのようにして、私の親への反感は高まっていったのである。




次回、親と深刻な断絶を招いた某宗教の話を公開予定…