フランス語の習得~長男の試練(3) | お絵描き漂流記 抽象画との出会い

フランス語の習得~長男の試練(3)


さて、前回のつづきです。校長先生から、お電話があったんですよね。

先生のお話は、


「お宅のお子さんは、やはり外国人で、フランス語の能力に問題がある。

今年から、一年生も外国人特別クラスが出来たから、そちらに転校しませんか。」

というお話でした。


改めて、校長先生に

お話を伺いに行きました。

そのCLINというクラスは、外国人専用の

フランス語訓練のクラスで、フランス語を

そのクラスで受け、そのほかの算数などは、

一般のほかの子と授業を受けるそうです。







ただし、この学校にはCLINがないので、同じ区内の反対側の学校に行ってもらう

ことになる・・・・・と。




このとき、私たちの他に

アルジェリア人の女の子の

お父さんも転校を勧められました。


アルジェリアの公用語はフランス語だから、

うちの子よりは、ずいぶん話せるけど、

その女の子も、フランス語の読み書きが

できないから・・・・との理由でした。






正直、このときは、すごくショックでした。 

言葉の問題だけ考えれば、その特別クラスに行くのが筋

かもしれないけど、この学校にやっとなじんできたのに、また転校・・・。


校長先生は、「もちろん、親御さんがどうしても・・・というなら、

コチラに残ってくれてもかまいません。」とおっしゃいましたが、

私も主人も、そこまで言われて この学校に残っていられないな、

と思いました。


学校では、アレキサンドラが相変わらず仲良くしてくれていたし、

ルイーズちゃんという子が、家の子に「ジュテム」と書いたラブレターをくれたり・・・ドキドキ





隣のクラスの マダムやんの息子君、

ミルミルくんがうちの子が日本語が

出来ると聞いて声をかけてくれて、

仲良くなりはじめたところでした。







結局、長男に転校の話をしたら、「いいよ。」といいました。

転校や引越しに慣れてしまったのか、

悲しそうな様子もしないのが、私には、ふしぎでした・・・・。


そうして、私たちは長男の転校を決め、





アレキサンドラにも、お別れを告げ・・・


(といっても、お家は近いので

永遠の別れではないのすが・・・)











長男が初めて入ったフランスの小学校に、最後に通う日。




この学校への道は、

なだらかな下りの坂道で、

遠く向こうにエッフェル塔の先っちょが、

見えるんです。


長男はエッフェル塔が大好きで、

ときどき、朝、まだ薄暗い中、

エッフェル塔のアタマを見つけると、

「ママ!ほら!」ってうれしそうでした。







新しい学校は、家から全く反対の方向に

上がっていくところにありましたから、

通学時で、この景色を見るのは、最後。


息子が初めに学んだフランスの小学校。

「最後のエッフェル塔だね~」と言いながら、

坂を下っていきました。







このときの私は、息子以上に不安でした。

パリの朝もやのように、どんよりとお先まっくら~~な気分でした。

今日は センチな方向に走ってしまいました。 長男の試練はまだ続きます。(つづく)