音楽の作用を支配している法則が、数学の法則と同じほどに不動のものであるとすれば、私たちは観察からいくつか結論を引き出すことができます。

気持ちは音楽によってせき立てられも、沈められもします。

音楽療法では気持ちの交換″がとても大切な技術となっていて、それは〝アイソ(等化)″原理として知られています(アイソとは等しいの意味です)。

治療家の方は、患者の注意を引くために、曲のムードとテンポを患者のそれに合わせなければなりません。

これがうつ病の場合、短調とスローテンポが〝アイソ〟の導入点となります。

患者が注意を寄せる段階が分かり、意思疎通が確立されれば、音量を徐々に上げてゆき、キーも変えてテンポを速めます。

そして患者の雰囲気に変化が起これば、その人は客観世界との意思疎通を受け入れる状態になっているのです。

この方面の先駆者の一人に、一九四一年に(国立音楽療法財団へNatiOnal FOundatiOn Of Musical Therapy))を組織された、ニューヨークのバリエット・A・シーモア氏がいます。

ここでは、多くの音楽家が訓練され、育てられました。

ワシントンDCのウォルター・リード軍立病院などは、今でいう戦闘恐怖症を治療するのに、長いこと似たような方法を採用しています。

エドガー・ケイシーのリーディングも、この点について、直接意見を述べています。

音楽では、その人は弦楽器、それもハープやピアノに秀でた方がよい。

こうした音楽を癒しに応用すべきであり、また僻地で神経的にまいったり、戦闘恐怖症や疲労に陥った人たちを治すのに、その人が使うとよいのである。

こうした能力にかけては、その人を抜きん出る人はほとんどいないだろう。
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