●音楽はまた、するべき仕事に対する態度を助けてくれますし、仕事中のこうした態度そのものが、家庭全体の波動に貢献しているのです。


--家庭の一つひとつ、ホールの一つひとつ、建物の一つひとつには'場所の波動があり、感じられる。
そこには調和のとれたものもあ-、不調和なものもある--。
これが音楽によって、音楽を通して思い起こされる時も音楽は個々の状況にとって必要なものに近づくための手段となり、水路となってくれるのである。
(2881-3)


ノースカロライナ州グリーンズポロのヘッド・スタート学園で'ある教師が採用した方法は'毎日のきまりに音楽をうまく生かした興味深い例でした。


園児たちは毎日同時刻に決まった曲で同じ教科を終了し、活動の変化を条件づけられました。

これによって,変化に伴う混乱はほぼ解消できました。


ヘッド・スタート学園にみる学齢未満のこうした教育の存在理由は,自分の個性に目覚める機会と'自分に対しても人との競争に対しても、成功する状況をつくりだす機会を児童に与えることにあります。


児童は'人と一緒になって作業したり遊んだりすることを学ばなくてはなりませんが'もっと大事なことは'自分だけに関係する成功のパターンを〝中につくりだす〟ということです。


一日が音楽で方向づけられると、子どもたちが成功する機会が増えてきます。

教師は音楽家である必要性はありません。

音楽を演奏したり解釈する必要はありません。


ただ一つ必要なのは'すすんで歌うということです。

子どもにとって、教師はいつもプリマドンナですから、教師は自分の声の質や音域を恥ずかしがることはないのです。

--曲作りに自分を応用することを通して'あなたの生活の中にもっと大きな調和をつくりだしてみなさい。
それがクシの歯やグラスや鈴で奏でられるものでも、あるいはハープ、バイオリン、ピアノを使ったものでもいい。

とにかく音楽を創作しなさい。
(520-1)


『おはよう』の歌などは、教師と児童とが秩序だった'楽しい仕方で挨拶し合う機会を作ってくれます。


教師は自分がすでに知っているものを使えばよいので、他のことはその場でつくりだしてしまえばいいのです。


このことはヘッド・スタート学園の職員の間では大切な要素となっており、児童がその日に自分の個性と関係をもつ最初の機会を与えてくれています。

例えば'上着をハンガーにかける時や'椅子の輪の中に加わる時に、歌を口ずさむこともできます。


一日の活動の一コマ一コマを歌で始めることもできます。

教師は子どもたちの誰もが知っている人気のある曲やコマーシャル・ソングに乗せて'自分の言葉を伝えることができます。


児童たちに準備をさせる前に、教師が次の活動用に曲を口ずさめば、誰もが教師と一緒に歌い始め、指示されなくとも予定の活動をし始めるでしょう。