ジョー・マクモニーグル未来を透視する/ジョー・マクモニーグル
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天文学


二〇二ハ年'小惑星が地球に近づくニアミスが起きる


宇宙を対象とする透視は'どうも反応が両極端に分かれる傾向があるようだ。

本の信頼性に傷がつくという人もいれば'重要なテーマなのだからぜがひとも入れるべきだという人もいる。

結局わたしは本書に入れることにした。

一九九八年四月十二日の日曜日ワシントンポスト紙に'ある記事が載ったからだ。

記事の見出しはこうだった。


「NAsA、小惑星接近の発表方針を再検討」

「一か月前に小惑星接近を発表したことによる騒動を受けて'NASA重役は'同じことをくり返さないための指針を策定した」という内容だ。


記事によれば'公共の益に寄与する組織であるZ<oo<はその責任の重さを鑑みて、今後は小惑星接近の情報を同機関内の特定部門のみに知らせ、専門家が情報の吟味と熟慮を重ねたうえでも一般公開の是非を決めるという。


これはとどのつまり公益情報の非開示であって'とうてい受け入れられるものではない。

大衆が適切に対応できるかどうかをへごくひと握りの人間だけが判断するようになったら'民主政治の道をはずれて危険な額域に足を踏み入れることになる。

それにNASAはうもともと一般開示すべき情報を扱う機関で'国家の安全とはじかにかかわっていないのだから、よけいに問題だ。

自分たちの給料は国民の血税でまかなわれていることを忘れないではしいものだ。
NASAの探査機,調査内容,撮影写真などはすべて米国の大衆に帰属する-というよりへたまたま米国は財政的余裕があるだけの話で、本当は地球上の人類全体に帰属するのである。

そういうわたし自身も'収集した情報を本書に含めないのは怠慢だろう。

だから記述することにしたのだが'読者のみなさんは'本項の内容を注意して扱うだけの思慮があるものと信じている。

あくまで超能力で得た情報でありほかの確証はまだ得られておらず誤っている可能性もある。

二〇一六年のある時点で'小惑星が地球に二一〇万キロメートル以内にまで近づくニアミスが起きる。


地表でも電磁波の影響をかなりこうむるほど大きな小惑星だ。


今後百年間に'同じようなニアミスが三回(二〇三〇年へ二〇四四年,二〇七一年)起きるだろうが'いずれも衝突にはいたらない。


だが二二〇〇年までには'直径一・五キロメートルを超える小惑星による大規模な衝突があると予想される。


おそらくは二十二世紀の前半-二一二〇年から二一三〇年あたりだろう。

憂慮すべき事態だがうろたえる必要はない。


「小惑星がぶつかるとこうなる」と、巷で報じられているようなことにはならないからだ。


被害は衝突地点から半径二千キロメートル近くと広範囲におよぶが'地球の大気を焼き尽くすようなファイヤーストームは発生しないし、地軸が狂うこともない。


人類は手ひどい打撃をこうむるだろうし、食生活が一夜にして劇的に変わる可能性もわずかながらあるが'ちゃんと生き延びることはできる。


それに、たとえ小惑星を木っ端微塵に粉砕できないとしても、進路を大きくそらしたり'衝突を遅らせたりする技術は、この時代までに開発されているだろう。

天体物理学者は二〇一〇年までに、銀河系でわれわれの太陽と似た恒星を少なくとも四、五個は発見するだろう。


発見後五年以内には、そのいずれの恒星も惑星を持つことが判明する。


二〇一五年には、太陽系十番目の惑星が存在する確証が得られる。


太陽からの平均距離は五一・五〇天文単位で'楕円軌道を描いて周回する。

密度は水星と同じくらい。


新惑星の発見は、口径一二メートル以上の地表望遠鏡にはどこされる改良(現時点では末完了または未完成)が実を結んだ結果だ。


信じがたい話かもしれないが、UFO(未確認飛行物体)は実在する。

ただし,一般にわたしたちは'早急に地球外生命体と結びつけて考えてしまう傾向があるようだ。


地球外生命体はおそらくいるだろうが'二者は直接つながりがあるわけではない。


二〇二〇年までには UFOは知性体が操縦する乗り物であることを示す十分な確証が得られると思う。


しかし異体的な素性を突き止めるには'さらに四十年の歳月が必要だろう。

二十一世紀の後半になれば'UFOは「タイムマシン」という表現がもっとも似つかわしい乗り物だとわかる。


ただし、どこの時代から来たのか-未来か'それとも過去かIという疑問は無意味になっている。


ほぼ同時期に'時間は従来の通念とは異なる作用をしていると判明するからだ。


二〇七五年までには、わたしたちも時間を空間と同じように移動する方法を理解できるようになる。


そして、空間と時間はどちらも直線状ではなく、いままで無視されてきた、おびただしい数の普遍的要素から現実をとらえなおすべきだとわかる。

瞬時の長距離移動をめぐる議論も不要となるだろう。


二十一世紀の終わりまでには、物理法則による時空間の制約が取り払われるからである。


時空間をめぐる発見は'簡単なことのようにとられるかもしれないが
実際はそんなことはないだろう。


宗教的な教えを守っていると自負する勢力の動揺は大きく'受容まで
に長く厳しい道のりが待っている。


科学と宗教の両面で理性的評価の範囲内にとどまり'常軌を逸した解釈や'歪曲した神秘化や'中世時代と同じ迫害の的にされないよう並々ならぬ苦労が強いられるはずだ。


こうして'二〇七五年から二〇七七年に'他の知的生命体との公式接触が実現する。

接触をもちかけてくるのはあちち側であって、わたしたちではない。
先方の到来をもって、別の時空間から旅してきたと判明する。


接触そのものは何の実益ももたらさず、援助の手がさしのべられるわけでもないが'少なくともわたしたちは孤独ではないこととも正しい道を歩んでいることだけははっきりする。


二〇二五年までにはう世界中の国が'地球の高軌道上で拡張を続ける宇宙ステーションを利用していることだろう。


二十一世紀に入りたてのときに打ち上げられた同ステーションは'はじめのうちはつまずくこともあるが、新たな宇宙飛行法が編み出されてからは好調に転じる。

たとえば、地上滑走路での離着陸が可能で'積載量の多い宇宙飛行機が完成することも'ステーション開発をうながす要因となる。


二〇五〇年までには'六社の企業体が共同出資する第二の宇宙ステーションが軌道上に浮かびへ1般の人も訪れているだろう.


二百万ドルを払うことで'優雅にマティーニのグラスを傾けながら一週間の宇宙滞在を楽しむことができる。


地球と月を行き来する宇宙バスの建造は'二〇二五年より前に始まり、二〇七〇年までには月基地が稼動する。


月基地には新種の製造工場が建てられ'おもに新薬と電子技術向け合金の生産が始まる。


またこれを機に'新しい電子システムの開発がはじまる。

時空間旅行の理解の先触れとなり限りなき動力を引き出すという画期的なものだ。


二十二世紀の手前になると'有用な鉱物を含む小惑星を地球軌道上まで運ぶロボット船の利用が試みられる。


二〇五〇年までには、太陽系惑星の大半を、情報収集用の衛星が周回するようになる。


そして少なくとも金星の地表と土星の表層に'原始的な生命が現存していることがわかるだろう。


また火星には一時期生命がいたが'発展にはいたらなかったという確証が'二〇三五年までに得られる。


この生命は別の時空間から来た宇宙船の墜落によってもたらされたものだo

もちろん、はるか大昔の出来事だろう。


二〇一八年までには、銀河系内の別の太陽系にある惑星から'整然とした信号が送られてきていることがわかる.


信号の意味はさっぱり見当がつかないだろうが'人類が孤独でないことの証拠の一つにはなるだろう。