どこでつまみ細工を勉強されたんですか?
いつからされているんですか?
というご質問をよく頂くので、私がつまみ細工を始めてから、今に至までのことを書かせて頂きたいと思います。
私の個人的なことですので、つまみ細工とはあまり関係ないかも。
ご興味ない方は読み飛ばして下さい(;^_^A
まず、つまみ細工とはなんでしょうか?明確な定義はあるのでしょうか?というご質問も頂いていたので、つまみ細工について、私の考えから始めさせて頂きます。

つまみ細工が始まったのは、江戸時代とされています。
江戸時代中期、京都の宮廷から伝わった小さなあまり布で花や鳥などを表現するつまみ細工が、江戸の大奥で流行り、やがて一般の民衆へと伝わったとされています。
絹の余り布を使っていたと言うことですから、特に羽二重を使わなくてはいけないとか制約はないように思います。
つまり、小さな布を折り畳んで花や蝶などを作れば、それはつまみ細工と言えると思います。
縫いつまみというものもありますし、ボンドでも糊でも、創意工夫に任されたものがつまみ細工だと思います。
布の大きさが何センチから何センチまで。布は絹の羽二重だけ。などの決まりはないと思います。つまみ方も、基本は剣つまみと丸つまみですが、色んな工夫で折り方を変えてみてもいいと思います。
その後、舞妓さんの花かんざしは、羽二重の四匁と呼ばれる薄い絹を染めて用いるようになりました。
(匁もんめは重さです。一定の長さの布を秤にかけるとどのくらいの重さになるのか?という単位です。つまり四匁に比べて八匁は倍の厚さがあるわけです。)
この伝統工芸は、京都の舞妓さんの花簪のほか、東京の江戸つまみ細工として残っており、職人さんは全国でも数えるほどだそうです。
他で一般的なものとしては、七五三や成人式の簪があります。こちらは、職人さんが作られたとてもいいお値段のもののほかに、海外で作られたものもあるそうです。
明治大正時代には、女学校でも教えられていたようで、小物入れやバックの装飾につまみ細工が用いられたようです。ちりめん細工の1つとして教えられていたようで、生地も様々なものが使われています。
昭和に入ってからも何度かブームが到来しています。
NHKの長寿ハンドメイド番組(婦人百科→おしゃれ工房→すてきにハンドメイド)では、佐田先生や石田先生が何度か出演され、ステキな作品を紹介されています。こちらは主に羽二重を用いたつまみ細工です。
穂積和代さんという方がレーヨンちりめん(鬼しぼ、二越ちりめん)を使った簪の本を出版されたり、もう少し後になってHong Presentsさんという方が一越のレーヨンちりめんを使った本を出版されたりして、より手軽に、より身近につまみ細工を楽しめるようになりました。
ちなみに、私がよくご紹介させていただいている、工房和さんは、この穂積先生の関係のお店だということです。
現在、また大きなブームが来ているのかな~と思っています。
と、つまみ細工について書いていたら随分長くなってしまいました。
そんなつまみ細工と花びらの出会い、また次回に続きます。→ こちら