―心は見えないけれど、部屋を見れば心が分かる―
そう語るのは、空間心理カウンセラーの伊藤勇司さん
。
これから、ご自分の中にある観念(物事に対する考え方)を見直し、人生の流れを良くしていった、伊藤さんの物語をお届けします。
・・・・・・
(何かを犠牲にしないと欲しいものは手に入らない?)
仕事で早く成果を挙げたいと望んでいた伊藤さん。
ある日、彼女から別れを告げられます。
「そんなに仕事がしたいのであれば、別れて仕事に集中したら」
突然なので、返す言葉が見つかりません。
伊藤さんはしばらく考え、
「3ヶ月間しっかりと仕事に集中して形にするから、
その後にお互いまだ好きだったらよりを戻そう」
と答えました。
でも、彼女のことが好きなので、涙が止まらない・・・。
実は、伊藤さんの心の中に
「付き合っているから仕事がうまく進まない」
という思いがありました。
これを、彼女が無意識に感じ取り、
別れ話につながったのでしょう。
「でも、この考えでいくと、
3ヶ月集中して、仕事がうまくいき、よりが戻っても、
また将来、仕事に集中しなければならない状態になったとき、
別れることになるかもしれない・・・」
本当に大切なのは彼女だと気づいた伊藤さんは、
彼女と仕事を両立できるよう、考えを変えることに。
そして、別れた日の夜に連絡し、
翌日、よりを戻して欲しいと告げました。
執着(Before)を手放すことによって、新たな道が開いた瞬間。
ここから伊藤さんの人生は好転してゆきます。
(Before)
それなりの結果を得るためには、
何かを犠牲にしなければならない。
(After)
犠牲にする必要はない。
犠牲にしていたものを活かす。
仕事とプライベートのバランスをとる。
つづく
『人生の模様替え』(磯馴勇司、SEIKO出版、pp.16-23)
