日本より時計が10数時間遅れているアメリカでは、昨日が七夕でした。ここ数日ずっと好天が続き気温も高かったのに、七夕の日に限って天気はどんより。時折雨も降ったりで、星の観測ができない夜になってしまいました。


私はこう見えてもロマンチストなので、七夕に纏わる話しも単なる伝説にとどまらず、人間界とは別の世界で、年に一度の逢瀬を心待ちにしている男と女が居ると信じとるのです!だから七夕の夜に星が見えないと、織姫と牽牛が可愛そうで仕方ない。


星は見えなかったけれど、彼ら二人のことを思いながら、せめて晩御飯だけでも“星”の見える七夕らしいものにしようと思い、昨日はこんなものを作ってみました。


七夕サーモンパイ
~天の川で釣れた鮭(?)の星形(!)パイ~


和・美・Savvy Cooking

実際はアラスカ産の鮭ですが、とりあえず“天の川”で釣った鮭のつもり。(爆)その天の川の鮭を冷凍パイシートで包んで焼いた簡単なパイですが、パイの形は写真では全然“星形”に見えないけれど、実は、正真正銘星の形にして焼いたパイなんです!(滝汗)


アメリカにSur la table と言うお洒落なキッチンショップがあります。日本からシアトルに盛んに来だした頃、たまたまシアトルでこのお店を見つけ、忽ち私はとりこになってしまいました。店内には日本ではお目にかかれない珍しいキッチングッズが満載です。


その店の支店を家から車でせいぜい10分くらいのところにも見つけました。嬉しくて、最近ではその方面に出かけると必ず立ち寄り、店内をうろうろ、うろうろ目的もなく物色しまくっています。(笑)何時間居ても全く飽きまへん!


先日も店内を物色していると、こんなものが目に付きました。トルティーヤ手動製造機に続く、今度は“パイ手動製造機・星のフラメンコ♪”です。(爆)

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よく見かける“餃子手動製造機”の大判です。直径12cmくらいの型の外側は生地を花形に抜けるようになっており、その花形に抜いた生地2枚を内側の左右に載せます。


指で軽く押さえながら生地を星の形のくぼみとその周辺に貼り付けます。後は星の形のくぼみにフィリングを詰め、周囲に卵を塗って左右を合わせれば、写真のような星が浮き彫りの可愛いパイが出来るという手動製造機。


りんごの形のもの、ハートの形のものと計3種類の型が売っていましたが、独立記念日の前後に、会社の差し入れに星条旗を思わせるアップルパイを作ろうと思い、3つの中から星の形のを選んで買ってきました。


最近怠慢で差し入れをサボっている私。独立記念日用のアップルパイは作らなかったものの、同じく星に纏わる七夕に、これを使ってパイを焼くことにしました。


しかし残念ながら、タルトに使う膨らまないショートクラスト生地なら、綺麗に星の形のパイが出来るんでしょうが、冷凍のパイシート(パフペイストリー)は膨らむので、焼き上がると、星の形は完全に消えてしまいました。(涙)


でも、この型、5ドルほどの安物ですが優れものです!星の形にはならなかったものの、フィリングは1滴も外に漏れず、汚れのない実に綺麗なパイが作れました。アメリカにお住まいの方、見つけたら買ってタルト生地で試してみてください。


このサーモンパイは雑誌に載っていたレシピからヒントを得たものです。オリジナルのレシピは500g以上ある大きなサーモンのフィレを、ビーフウェリントン(パフペイストリーで包んで焼くローストビーフ)風に焼いたお料理です。


ビーフウェリントンではレバーパテを肉の上面に塗ってからペイストリーで包みますが、オリジナルレシピではレバーパテの代わりに、炒めたフェネルでサーモンを覆ってペイストリーで包み焼いています。


そのレシピを一人サイズのパイにアレンジ。フェネルの代わりにリーク(ねぎ)を使い、バジルの代わりにディルを使い、しかもパセリと共にバターに加えハーブバターを作り、パイの中でハーブバターがじっくり溶けてサーモンに絡むようにしてみました。


ソースはオリジナルレシピの材料そのまま活用し、分量だけ我が家の味に合うよう訂正しています。


<材料 6個分>

(ハーブバター)
バター、室温で柔らかくしておく...30g
ディルのみじん切り...大さじ1
パセリのみじん切り...大さじ1
レモン皮...小さじ1/2
レモン汁...ひと搾り

生鮭...300g程度
リーク(小)または葱、いずれも白い部分のみ...1本
オリーブオイル...適宜
冷凍パイシート、解凍しておく...6枚(12cmx22cm程度のもの)
小麦粉...適宜
塩こしょう...適宜
溶き卵...適宜

(ヨーグルトソース)
グリークヨーグルトまたはカスピ海ヨーグルト...170g
ヘルマンまたはベストフーズのリアルマヨネーズ...大さじ1.5
粒マスタード...小さじ1
レモン汁...小さじ1
塩こしょう...適宜
味の素...適宜


<作り方>

1.ハーブバターを作る。バターに2種のハーブ、レモン皮と汁を加えよく混ぜ合わせる。アルミフォイルの上に広げ、長方形のバーに形を整えて冷凍庫で30分冷やし固める。

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写真は倍の量。ハーブを刻みすぎちゃったので...(汗)

2.生鮭は皮を剥ぎ、骨があれば丁寧に全部抜き取って、1.5cm程度の角切りにする。リーク(または葱)は細かく小口切りにする。リークを使う場合は土が沢山付いているので、小口切りにしてから流水で綺麗に洗う。

3.フライパンにオリーブオイルを熱しリーク(または葱)をしんなりするまで炒める。完全に冷ます。

4.打ち粉をした台の上で、縦2等分したパイシートの1枚の中心に鮭の1/6を載せ、ハーブバターの1/6を載せる。塩こしょうで味を調えリークの1/6で鮭をすっぽり覆う。

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パイの形は丸く型抜きしても良し、四角いままでも良し、
あるいは12個のミニパーセル を作っても良し。


5.周囲に溶き卵を糊代わりに塗り、もう1枚のパイシートを被せて、合わせ目をフォークの背などで押さえしっかり閉じる。残りの5枚のパイシートについても同様にする。

6.オーブン皿に5をリーク(または葱)で覆った面が上になるようにして載せ、表面に残りの溶き卵を塗り、190度で予熱を済ませたオーブンで30分焼く。途中一度オーブン皿の内外向きを変えると良い。

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もうこの時点で、あんまり星らしくない...(汗)

7.パイを焼いている間にヨーグルトソースの準備をする。ソースの材料全てを合わせよく混ぜ合わせる。


パイの合わせ目は1mmとも破れていません!冷凍のパイシートを使って焼いて、こんなに綺麗にパイが出来上がったのはこれが初めてです。でも、肝心の星の形は完全に消えてしまったけれど...(滝汗)

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昨日はこのパイにインゲンとにんじんのミント炒めを添えました。さっと茹でたインゲンとにんじんをオリーブオイルで炒め、塩こしょうで味を調えて出来上がりにミントの葉の刻んだものを混ぜ合わせた一品です。色が鮮やかでとっても綺麗!

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天の川で釣った鮭(アラスカやっちゅうねん!笑)の星形(どこに星があるねん!汗)パイに、ソースと付け合せのソテーも並べ、織姫と牽牛とは違い、雨が降ろうが雪が降ろうが、毎晩恒例の食卓での逢瀬を楽しむ旦那と私。(爆)

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このパイ、中身はシンプルですがめちゃめちゃ旨いです!ソースもまたサーモンに良くマッチしている!


スーパーでオリジナルレシピ通りフェネルを買うか、それともリークに変えるか、はたまたほうれん草を使うかで相当悩んだ挙句、どうしても鮭とリークの組み合わせが捨て難く、リークを選んだら大正解でした。


ディルってハーブ、私はあんまり好きじゃない。っつうか、風味があまりないただの草にしか思えない。(笑)でも、この料理にバジルを組み合わせるなら、やっぱりディルだと思って変えちゃったら、これまた大正解。


パイの中はこんな感じです!

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あっ、お気づきになられました?そっ、そうなんすよ。リークで覆った面を上にして焼くとレシピに書いておきながら、皿の上のパイはリークの面が底になってしまってますよねぇ。


その訳は、パイ手動製造機からパイを取り出すと、どうしても下になる部分、つまり鮭を詰めた面の方が形が良くて、上にするべきはずのリークの面を底にするしか方法がなかったのです。(汗)


次回はこのパイ手動製造機で、タルト生地のパイを焼いてみたいと思います。

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