ESL
私が通っているESLというのは、州政府がやっているアダルト・ラーニング・プログラムのうちの一つだ。
アダルト・ラーニング・プログラムには2つあって、
1、中学や高校へ何らかの理由でいけなかったり、
途中でドロップ・アウトした人のための再教育プログラム。
卒業資格ももらえるし、最近は不登校児の参加も増えているそう。
2、外国人で英語を母国語としない人のための英語教育プログラム。
私が参加しているのはもちろん2で、学費は無し、アメリカ人の血税で勉強してるわけ。
生徒は大きく分けて
① アフリカやボスニア等内戦のため祖国から逃げてきた難民
② 親戚などを頼ってやってきた移民
③ 旦那の赴任、またはアメリカ人と結婚してこっちに来た人
私は③に属する。 本来なら、①と②が対象なんだけど、アメリカのおおらかさというか、
大雑把さのため、③も参加できる。
びっくりしたのは、入学するときプレースメントテストは受けたけど、
パスポートやビザのチェックは一切なかった。 つまり不法滞在者でもOKということ。
実際、“彼は不法滞在してるから、もうじきどこかに逃げるそうだよ”と
クラスメートがうわさしているのを聞いたことがある。
①と②は生活も楽ではないし、仕事もあるので毎日授業に来られない。
まあ①は生活保護も受けられるし、いろいろ優遇をうけているようだが・・
③は基本的に時間があまっているので、ほとんど毎日参加する。
①と②はアメリカ滞在時間も長いし、フランス語圏やスペイン語圏から来ているので、
会話は上手だ。でも、驚くほど書けない。
③は日本人や中国人が多いので、会話は出来ないが、書いたり、文法テストは問題ない。
③は細かい質問をよくする。助動詞や時制やニュアンス的な違いだったりする。
英語を母語とする先生にとってほとんどが答えにくいもの、なんでそうなるの?
と聞かれても、う~~んとなるものが多い。おまけに先生は、教材研究もあまりやってないようだ。
最近③は先生に対して疑問を持ち始めている、“大丈夫なんかい?”
先生も③のことはあまりよく思ってない。 “扱いにくい奴らめ・・”
表面上はにこにこしてるけど、その下には結構どろどろしたものがうごめいているような気がする。