5か月間・・・
5か月間成果なし。5か月というと、季節が半分回ってますから。
お見合いパーティーの会社も変えてみましたが、同じことでした。同じ人が来てるのです・・・。
お見合いパーティーも行くのを止めました。
お見合いはほとんど申し込みもなくなり、相手を探すこともしなくなりました。
もちろん、相談所の方からのフォローはありません。
SNSもログインすらしなくなりました。
そんなとき、久しぶりにSNS婚活である人から申し込みがありました。
写真は可もなく不可もなくでしたが、同じ市内で、旧帝大卒の一部上場企業勤務でした。
同じ37歳。身長は180センチ。趣味は登山。お酒は好き。
わたしの希望、す、すべてがそろっている!!
すぐに待ち合わせの約束をして、平日の夜ご飯を食べに行くことにしました。
待ち合わせの場所に現れたのは想像以上のマジメな感じでした。
悪くない・・・でも、こんな条件のいい人がわたしを好きになるかなあ?
そんなことを考えながら、どきどきしつつおしゃべりしました。
年齢も同じで、共通話題がたくさんあり、最初から友達のように心を開くことができ、わたしは「いいね」ボタン押しまくりでした。
相手も好感を持ってくれていることがわかり、その場で来週会う約束をしました。
出会っちゃったかも・・・!!!
この人なのかも・・・。
そして・・・その日から・・・
彼の猛アタックが開始!
彼は一目ぼれだったようで、恋の力は大きく、彼のキャラも変わりました。
真面目で無口だと思ったら、デレデレになって饒舌にしゃべる、しゃべる。
さあ、ここから短期間で、付き合うかどうかを決めなくてはなりません。
よく見なくては!!
アメリカの心理学者ジョン・グレイ博士が「この人と結婚するために」という本で、男女の結婚に至るまでの心理の違いを解説されています。その中に
男性はゴムバンド、女性の心は寄せては返す波。
と書かれており、これを知っておいて本当に良かったと思いました。
男性の場合は、付き合い始めの前、とお互いを見せ始め親密になった後の2回くらい「距離を置きたい」という時期が普通に訪れるらしいのです。
その時に、追わずに自由にさせてあげれば、男はゴムバンドなので、またピュンと戻ってくる。
そして女性は、波。
「この人だー」と思いぐっと近づくときもあれば、次のデートではざーーーと引いて「違うかも」その繰り返しで、だんだんだんだん気持ちを近づけていくとのことです。
わたしのまさに心は波でした。
2回目に会った時は、「食べ方が汚い」とか「ダサい眼鏡」とか、嫌なところが目につきました。
でも、無理とすぐに結論出すのではなく、「今は波が引いているんだ」と考えることにしました。
また波は戻るのです。波が戻らなければ終わりにすればいいのです。
3回目会った時は、デレデレしゃべる姿が、受け付けませんでした。
「僕ね、会社の上司に、婚活してんのか?って聞かれたけど、してませんって言いましたよ。だってあかりさんに会えたから!!」
とにこーっと全開で笑ってくるけど鼻毛出てるー。
いやー。ないわ。やっぱりないわ。キスとか絶対無理。
4回目は、ドライブに行きましたが、途中で豪雨になってしまいました。
お店から駐車場に移動するときに、一つの傘に入ったのですが、彼はわたしに傘をさしかけほとんどびしょ濡れ。
一流企業だ、そんな「条件より」も、わたしを大切にして守ってくれる姿にきゅんとしました。
「びしょ濡れじゃん!」とハンカチで、彼の服を拭いていると、
「あかりさんと同じ傘に入れたから、雨でよかった!!」とにこにこしていました。
なんて、いい人なんだろう。
これまでの恋愛は、すぐに好きになってすぐに燃え尽きたけど、今回はじわじわ好きになっていったから、きっと今までとは違う。
そして、最初はあまり好きじゃなかったから、わたしもぶりっこせず、素のままの自分を出せた。
そこを好きだと言ってくれている。
そして、彼と正式にお付き合いすることになりました。
付き合う以前から、彼はSNS婚活にもログインしておらず、交際前にサクッと退会しており、そこも安心でした。
でも恋人として付き合ってみて感じた彼の欠点は、
・上から目線で自分の親や会社の人を批判すること
・時間にルーズなこと
特に時間にはルーズで、迎えに来るといった時間に来たことはありませんでした。
それでも彼の欠点も受け入れると決めたため、気持ちが揺らぐことはありませんでした。
忙しい中、毎日メールをくれ、ささやかなプレゼントしてくれたり、愛されてるなーと、思っていました。
順調にお付き合いして3か月目。
大喧嘩しました。毎回の遅刻に、わたしの堪忍袋の緒が切れました。
この日はよっぽど行くのをやめようかと思いましたが、出かけました。
ぶすっと不機嫌そうに口をつぐんでいる私を見て、彼も最初に「すいません」と言ったきり、口を利きませんでした。
結局、道中、一言も口を聞きませんでした。
最悪は続きました。
何のきっかけか忘れましたが、将来の子どもの話になりました。
彼は
「妊娠したら、心配だから絶対に出生前診断をしてほしい。
障害を持った子がいると、普通の生活は送れなくなる。」
と、さらりと言いました。
冷ーっと背筋が凍りそうでした。・・・ぐるぐると目まいがしました。
なんでそんなことさらっと言えるの?
出生前診断は、ご夫婦で話し合いの元結論を出されているので、他人が良し悪しを判断しようとは思いませんが、彼の価値観はわたしとは相いれないものでした。
障害を持った天使が生まれてきたら、それはきれいごとではなく大変。
でも、人生で目指すところって、普通の生活なの?
違うでしょう・・・・。
わたしが望んでいるのは、人生何があっても一緒に頑張ってくれる人。
何かが、大事な彼への信頼感が、ぐらりと揺らぎました。
ただ、悲しいのか、何なのか自分でもわからない涙が溢れてきました。
さめざめと泣いている私に、さらにドン引きの彼。
結局、この日から彼の連絡がなくなりました。
(もう終わったんだろうか。いや、きっと忙しいだけだ。何も話し合ってないのだし。
なんで泣いてしまったんだろう。大人げなかった。
価値観の違いも受け入れよう、子供のことだってこれから話し合えばいい。
だって、あれだけ婚活して・・・やっと巡り合った人。)
その1週間後、待ちに待った彼からメールが届きました。
震えながら読むと・・・・
「今まで楽しかったです。ありがとうございました」
・・・そうして、わたしは半年婚活してやっと見つけた理想の彼に、メール1本であっさりフラれてしまったのです。
(つづく)