信玄の隠し湯である下部温泉には30を超える入浴施設があり、温泉街らしき物を形成している。しかし、その景色には享楽的なものではなく歴史を感じさせる風情がある。
その中でも自噴かけ流しの「武田信玄公かくし湯大岩風呂」を有するのが古湯坊 源泉館である。なんとその湯守は58代目という歴史のある温泉宿である。
187湯 下部温泉 古湯坊 源泉館
山梨県南巨摩郡身延町下部45 0556-36-0101
奥まった場所にある源泉館であるが、その駐車場はさらに200mほど進んだ橋を超えた先にある。徒歩にすると5分たらず。
入浴の受付は本館のカウンターにて行う。1000円なり。
入浴するこの別館の「神泉」となる。
外来の入浴時間は8:00-15:00までとなっている。
この湯槽の底から源泉が湧き出している岩風呂は、混浴であるが、過度ではなければタオル巻きが許されている。脱衣所は男女別である。
足元湧き出しをいう数少ない温泉を、混浴だからと敬遠するのはいささかもったいない話で、この源泉館の混浴には失われることなく日本人の礼節が残っておる。遠慮せずに入るべし。
当然、取材は慎重を期して行われた。最初は手ぶらで入浴、チャンスを見計らってカメラを取りに行っての撮影である。
この日の入浴者は男性ばかり。途中で年配の団体女性の声が聞こえたが、混浴とわかったら入ってこなかった。
この源泉槽の温度は、過去の体感からすると33℃程度とは感じられたが、表示によれば29℃~31℃。いわゆる冷鉱泉である。
泉質 アルカリ性単純泉
分析表によればラジウムも含有されている。
こちらは加熱槽で40℃あたり。交互に入ることで効果があるとされるが、弁慶は冷鉱泉に1時間以上入ると、不思議にも暖かくなる感覚を体験しているので、普段はそうする。
今回は単独ではないので、そこまでの体感は確認できず。
信玄の隠し湯として、古来より傷の治療に効果を発揮してきた温泉なのであろうが、不思議にも浴感以上に角質を浮き上がらせるような効果を持つ印象があった。
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