二十歳の記念にと、友達と二人信州へ行ったことがある。


その頃、あの例の 辞表 を出したホテルに勤めていたんですが、


あづさ2号がなくなった後か、その前だったのか・・・?


記憶はそこいらあたりが曖昧である。


電車に乗って、オヤツを食べながら 「あづさ2号」を二人、小さな声で歌いだした。


さよならは~いつまでたってもぉ~・・・


そして、サビの部分・・・


8時ちょうどのぉ~あづさ2号でぇ~わたしは、わたしは、あなたからぁ~



ん・・・?なんか・・・ハモッてない??



近くで、オバサンたちも歌ってた。で、もう一度大合唱!!




そんな、ことがね、あったのよ。




いいとこでしたよ、信州。きれいでした景色が・・・



野沢菜ピラフ・野沢菜おやき・野沢菜ピザ・山菜蕎麦・・・・・いっぱい食べたなぁ。



あちこち見て食べて・・・日帰りするはずだったけど、泊まろう!ってノリで。



既に夕方ですもの、ホテルは空室が見つからない。



どんどん暗くなるし・・・



ビジネスホテル・・・にだけは女が一人二人で泊まるなよ!


と、先輩が言っていたことを思い出す。


が、そんなの平気!私たちは若かったから怖いもの知らず。


フロントで受付をして鍵を受け取り部屋へ行こうとした時、


「お姉ちゃん達二人で泊まるの?」


30代の男性二人が声を掛けてきた・・・


・・・・・・無視してエレベーターへ。


付いてくる・・・友達と目で合図して走る。


エレベーターに乗って、ドアを急いで閉めようとするが・・・追いつかれた。


「なんで逃げるのぉ?僕達な~んにも怖くないでしょう?」 ヘラヘラ笑ってる


・・・・・・・無視するに限る。


このままエレベーターに乗られたら何をされるか分からない・・・


友達の手を掴みホテルの外までダッシュ!


何か、叫んでたが、知ったこっちゃない!


皆が寝静まってからホテルに戻ろうということになり、食堂で夕飯を食べ、喫茶店で時間を潰す。



10時半ころだったろうか、ホテルの入り口をそっと見る。


誰も見当たらない・・・て急いでエレベーターに乗り部屋へと向かう。


あった、ここだ。


部屋に入って直ぐに鍵を閉め・・・ふぅ~ため息・・・


友達とやっぱりビジネスホテルって怖いねぇ・・・なんて話してとにかくシャワーしよう!って。



それぞれシャワーして、買い込んできたお菓子なんか食べて明日の相談始めて・・・



突然・・・ノックの音(*゚□゚*)ぎょぉぉ!


何?何なの?


二人固まったまま・・・


又ノックの音。慌てて電気を消して息を潜める・・・


「ねぇ・・・彼女たちいるんでしょぉ?・・・ねぇ、ここ開けてよぉ」


開けるわけにはいかない!


ノックが、ドンドンドン・・・に変わる。


「居るのは分かってるんだよねぇ・・・ちょっとでいいから開けてよぉ、ねえ・・・」


こ、怖い・・・どうしよう・・・友達は半泣き


フロントに電話・・・出ない?なんで?


ドンドンドン!「開けろこらぁ!さっさと開けろって言ってんだろぉ?」



キャ~絶体絶命!!



「何時だと思ってんだ!お前たち。うるさいぞ、静かにしろ!部屋で寝ろ!ばかやろ~!!」


って、どっかのオヤジの声。



その声で、その人たち悪態をつきながら、退散!



助かったぁ・・・



たまたま、変な奴らがいたのか・・・酔っていたのか・・・運がわるかったのか・・・


それからは、ビジネスホテルに泊まったことがない私です。