その1からどうぞ



頬を誰かが・・・パンッパンッ・・・叩いた?ピン・・ピン・・だったかな?叩かれた。

え~ッ?!

目の前に・・・


又・・・長渕かよぉ~・・・


「ズラさ~ん・・・分かりますかぁ?」 デカイ声!


耳はしっかり聞こえてます!って。


「生まれましたよ!女の子です。」

「これからきれいにして、後でお母さんにお返しします。その前に・・・ホラ・・・」

先生が枕元に赤ちゃんを連れてきた。

きゃ~きゃ~言ってたのに私のお腹の上に乗せたら静かになった。



タマゴ達が一人ずつ私におめでとうを言いにくる。



手をずっと握っていたタマゴ・・・ごめん。途中で手を振りほどいちゃって・・・


その、タマゴが泣いていた。鼻水流して・・・嬉しいと言いながら・・・


皆、泣いていた・・・汗を拭いてくれながら泣いている・・・



水を含ませたガーゼを口に当ててくれる。ゴクッと、飲み込んだ。


喉が・・・カラカラでありがたかった。


でも・・・そのガーゼが・・・



血まみれ?何故ぇ~??


唇が乾いていた・・・そっかぁカサカサでひび割れたんだ・・・




「じゃぁこれから赤ちゃんはきれいにして温めますから」

赤ちゃんは別室に連れていかれた。

きゃ~きゃ~・・・又泣き出した。





・・・・・・・・・・生まれたのかぁ。・・・・・・・・・・


o(;△;)o ウルウル・・・生まれたんだ・・・o(;△;)o ウルウル・・・


さっきまでの痛みも、苦しさもウソのように消えていた。


気が遠くなる程の 巨大な一本糞 を産み落とした感じ・・・(後日の私の感想)

殿方・・・失礼<m(__)m>



だが、又しても踏ん張りがきてるのは何故??



そっか・・・胎盤も出ないうちは出産完了しないのかぁ・・・


赤ちゃんが生まれて居場所がなくなった胎盤は直ぐ出てきた。


これで、終わったんだ。



「縫合します。」 先生が言った。


そうか・・・パチン・・・パチン・・・あの音はハサミ で切り込み入れた音・・・?


でも・・・その時、信じられない言葉を耳にする。


「先生・・・どうしたらいいのでしょうか・・・まるで・・・ ザクロ のようですね」




な、なに~?ザクロぉ~?!



ど・・・どうなってるって?!何が・・・ザクロだってぇ~??


「チョッと・・・間に合わなかったからなぁ・・・」 何が・・・?


「ここから、こういう風に・・・こう合わせて・・・そうそう・・・」 合わせてってぇ・・・?

後日知ったのは・・・切り込みいれる前に裂けた・・・らしい。(*゚□゚*)ぎょぉぉ!


きゃ~きゃ~んぎゃ~~~フンギャ~・・・


赤ちゃんの泣き声がだんだん産声らしくなってきた。




しばらくの間声に耳を傾けて・・・静かに泣いた。



                                              まだまだ、つづく