その1からどうぞ




  夜通し部屋と廊下を行ったり来たり・・・陣痛に耐えながら夜が明けた。

お腹が減って・・・めまいが・・・


相変わらず陣痛は定期的に来る。

いつになったら私の赤ちゃん生まれるの・・・?


 10時過ぎ双子と婆ちゃんが来てくれたが、結局又双子は泣き泣き帰るしかない。

私も痛みとせつなさで泣くしかない。

陣痛が始まって何時間経つのだろう。


 もう・・・限界だぁ~。(~Q~)。はっハラ減った・・・


浣腸を昨日したのに、まだ残っているかも・・・?と、今朝もやったので力が出ない。


こんな状態で赤ちゃん産めるのだろうか?


 昼ごはんの匂いでお腹が グ~~!!


その時・・・ん・・・?クッ・・・~~ナ、何だ・・・

立っていられない痛み~~~~~~~~~~~~


車椅子で分娩室に運ばれる。


痛い・・・痛い・・・


一人・・・又一人・・・周りに人が増えてきた。先生は一人じゃないのぉ?

何?この若い人たちは?大学病院だもんねぇ・・・



助産婦、医者、看護師のタマゴ達・・・


次々出現。 (産婦人科の先生・麻酔科の先生含め) 総勢12人!!




「私、○○です。今日は宜しくお願いします。」 自己紹介に返事できるわけないだろがぁ!

「大丈夫ですか?」 これだよぉ~大丈夫じゃない!

「何処、痛いですか?」 ぜ、全部痛いんだよ~!


子宮口は相変わらず開きが悪く・・・頭の上の方では帝王切開の準備。

陣痛はかなり強くて意識も虚ろ・・・


陣痛と陣痛の間のわずかな時間、突然襲ってくる睡魔・・・

グ~グ~(_ _)(-.-)(~O~)ふぁ~(~O~)(-.-)ねむねむ・・・爆睡。

突然陣痛で目が覚める・・・又眠る・・・を繰り返す。



何時間そうしていたのだろう・・・?

想像を遥かに超えた激痛に悶絶・・・


と、その時・・・


「先生○○さん生まれます!」 バタバタと一団が入って来た。

隣の分娩台に、ワン・ツー・スリー掛け声と共に乗せ、境目のカーテンが引かれた。

・・・が、私の頭だけ隣の分娩台側・・・妊婦の顔・・・アッ!

同じ部屋の○○さんじゃないのよ・・・予定日まだのハズじゃない?

しかも、さっき私を\(*⌒0⌒)bがんばっ♪って!って、見送ってくれたじゃない。



「まだですよ!まだ我慢して!・・・あああああ~~~~~~~まだ・・・」

ふんっぎゃ~ふんっぎゃ~・・・産声高らかに!




エッ?!何?も、もう生まれたぁ~?

「ふ~ッ・・・危機一髪!セ~フ!・・・受け止めたぁ。」

何なの?はぁ~?

「おお~良かった・・・」

「ふ~んん~~~~!!」

「○○さん・・・聞こえますかぁ?もう、生まれましたよ~。」

「はぁ・・・はぁ・・・んん~~~~」

「もう生まれたんですよ~男の子ですよ!」
○○さん・・・夢中で生まれたのに気づいてないみたい・・・


そして、私は・・・まだ悶絶中。


腰が抜けそうだった。

何でも言って下さいと言うタマゴ達に腰をさすってもらうが・・・ウザい。

汗を拭いてくれるが・・・ウザい。

陣痛の間隔がかなり近い・・・気が遠くなる・・・

ヒ~ヒ~フッ~タマゴ達よ・・・何の応援も要りませんから・・・ヒ~ヒ~フッ~の大合唱・・・ウザい。

そして、何よりウザかったのは・・・


オマエだ~!

「ボクは何も出来ませんが・・・手を握っています!ずっと・・・」 って・・・


何の役にもならないんだよ~!