言葉でピアノの音色の美しさや魅力をこれでもか、といわんばかりに語り尽くしてくれるこの小説の読後感は、長い間余韻を残しました。
この余韻とは、言葉の美しさと音楽の美しさを感じる脳は同じということなのか?という不思議さと、天才少年風間塵が音楽を外に連れ出す、、ということの意味を想像していた思いです。

 音楽家は音やメロディーで考えたり絵を描く感じなのでしょうか。私は心惹かれる音楽を言葉で表現したくて仕方ありません。「自分が感じている感動のイメージや理由」を誰かに伝えたいからです。

 風間塵 が自然界の生態の変化や現象の美しさをピアノで表現したくなるその衝動とは何か。自然との共鳴か、人間に本来的にある能力なのか。人間としていくていくために真実や善に気付くために、人間が遺伝的に獲得してきた能力なのか。興味は尽きません。未だに余韻がつづいているんです。(読み終えたのは2年前なのに)

 私たちは風間塵を「神からの贈り物」と捉えられるか?(実際はこのような文章だったと記憶してますが合ってます?)と表紙の見返しにある解説に刺激されます。
神の存在の有無についての言及はさておき、私たちが「美しいもの」あるいは「芸術」としてどこまで受容できるかということでしょうか。



 私のブログに(いいね)を下さいきました 私のモノガタリ 様のブログで書かれていた感想のように、登場するピアニストの誰もが主人公であってもおかしくないほど存在感があり、恩田陸さんがとても丁寧に描かれている感じがして好印象です。
 夜のピクニックも読了してありませんが読みごたえある小説だと感じました。

実は自分のブログには、小説と映画の感想中心にして最初に蜜蜂と遠雷を書きたいと思っていたのでした。

今回思いがけず 私のモノガタリ 様の 感想を読ませていただき嬉しくてせっかちに書いてしまいました。

最後までお読みいただき有り難うございました。そして いいね に感謝いたします。