2階の大広間奥に、もう一つ大きな空間があります。

この眺めからは想像がつかないと思いますが・・・。

 

 

2間続きの和室があるのです。手前が「東和室」、奥が「西和室」です。

 

ネット上に、平面図を見つけたので画想をお借りしました。

右上の和室部分です。

 

 

平面図を見て分かる通り、和室の周りをコの字形に廊下があって、

 

 

半分だけ、畳張りになっていました。

こういうつくり、どこかでも見た記憶が・・・と思って検索したら、旧 安田楠雄邸でした。

 

 

東和室と西和室の間にある欄間は、川越の彫刻師野本義明氏の手により、江戸時代の絵師

酒井抱一の流水文を写して彫られたものだそうです。

 

 

こちらは西和室。
どうして、違い棚がある辺りにドアがついているのかと言うと、GHQに接収され、3家族が住んで

いた時代、これらの和室は板張りにされ、クローゼットなどに改築されてしまってたそうなのです。。。

 

それを、変換された後に、石川家の方で和室に戻したのだとか。。。

当時の面影を知る由もありませんが、他の部屋に施されている細部にいたるこだわりを考えると、

本来は素晴らしい床の間になっていたはず。

 

 

石川家の方々や細工を施していたに違いない職人さん達の気持ちを思うと、痛々しさすら

感じてしまいました。

 

 

そして、2階には、最も贅をこらした「貴賓室」というお部屋があるそうなのですが、

痛みが激しいということで、修復が終わるまでは非公開となっていました。

ザンネン。 修復後、また行く機会があったら、見学してきたいと思います。

 

 

旧 石川組製糸西洋館のご紹介はここまでになります。

次回は、この後行った近くの古い建物を少し紹介したいと思います。