先日、東京文化財ウィークのイベントで、
日本橋の重要文化財を巡るツアーに参加してきました。
スタートは高島屋。
この建物は、もともと、日本生命が関東大震災後の東京支店ビル
として新築したものだったんだそうです。
その後、4回に渡って増築。
平成21年には、その増築部分を含めて、重要文化財に指定されています。
全体が一体不可分の建築作品として完成度が高く、わが国の百貨店建築を
代表するものとして認められたのだとか。
この写真正面部分は、当初の高橋貞太郎設計による部分、
右奥に見えるガラス部分は、村野藤吾設計による部分なんですね。
村野藤吾の設計部分があったのは初耳だったので、驚きました。
東京にいる人なら、大抵知ってる日本橋。
かつて「お江戸日本橋」なんて言われたにしては、
上を走る高速道路の圧迫感半端ない姿が気の毒にも思えますが、
これは、前の東京オリンピック前に急いで道路整備をするにあたり、
川の上なら土地の買収が不要だったため。
遡ると、最初の日本橋は1603年に架けられたそうで、
今の橋は明治44年に完成した石造2連アーチ橋。
橋の修復作業をした時に、中詰材が一部レンガになっていることが
わかったのだそうです。
彫刻は朝倉文男の兄、渡辺長男の作品で、麒麟は発展、
獅子は保護を表しているのだとか。
この獅子が足で押さえているのは東京市のマークだそうです。
こちらは、東京市道路元標。
先ほどの車道部分にある元標をもとに距離が測られています。
この不思議な形は、以前は、市電の電線を渡していたから。
市電が無くなって、今の場所へ移されたのだそうです。
次にやってきたのは、三越日本橋本店。
上京して、友達と待ち合わせをしたら、私は銀座の三越、
友達は日本橋の三越で待ってて、合流するのに一苦労したのを
思い出します(笑)。
この日は、年に4回かかるという、のれんがかかっている日でした。
春は、桜ピンクののれんがかかるそうです。知らなかった~。
三越では、お店の方が解説についてくださって詳しいお話を聞きながら
回りました。
こちらの青銅製のライオンは、当時のオーナーが無類のライオン好き
だったことによるというのは聞いたことがあったのですが、
先の戦争で供出されるも、無傷で戻ってきたことから、その強運に
あやかろうとする人が触ったりされるのだそうです。へぇ~。
平成21年に重文指定を受けた高島屋に対し、
日本橋三越は、中々指定を受けられず、平成28年になってやっと
重文に指定されたと、ツアーに参加して知りました。
増築はしても、元々の建物をそのまま残した高島屋と、
時代に合わせ、建物上部を改築した三越とで、差がでてしまったとか。
大正3年に、日本初の「デパートメントストア宣言」をしたのは三越、
日本初のエスカレーターを導入したのも三越、
1階から5階までの吹き抜け大ホールを採用したのも三越だったのに・・・。
と、重文指定を受けるまで、随分、お嘆きだったと伺いました。
あまりにも精緻な天女像のアップ。
樹齢500年の檜を10年がかりで彫られたものだそうです。
天井のステンドグラスも美しいです。
日本橋三越では、中二階にあるパイプオルガンの演奏を、
水、金、土、日の10時、12時、15時(各15分間)
聞くことができます。
また、毎月第二土曜日の11時半と14時半(各70分)に
ライオン口の受付の前に行くと、店内ツアーに参加できる
そうですので、私も年明けにでも参加したいと思っています。
三越を出た後は、三井の本館、耐震補強工事中の日銀、
東京駅の外観を見ながら説明を受け、最後は明治生命館まで
歩いて解散でした。結構歩きました~(笑)。
どこも古い建物好きにはお馴染みの建物ばかりでしたが、
解説者が変わるとお話される内容が変わりますので、
とても楽しいツアーでした♪









