※※※※※こちらは、日にち限定公開です。※※※※※

旧華頂宮(かちょうのみや)邸をご紹介します。
こちらは、鎌倉に昭和4年、華頂侯爵が奥様と住むために建てた
邸宅だったそうです。
当時、華族の本宅は東京に構えることが多かった中、どうして、
鎌倉に本宅を構えたのかは、よくわかっていないのだとか。
その為なのか、実際に夫妻がこの家に住んだのは数年のみで、
その後、持ち主が幾人か変わったそうなのですが、旧華頂宮邸と
して今も地元の方に愛されています。

派手さはないものの、玄関口のステンドグラスのデザインが其々
違っていて、見ていると楽しくなってきます。

ここは玄関に入って直ぐの明かり取り。周りはスクラッチタイルが
見えます。 国立科学博物館のディスカバリートークの時に、
「スクラッチタイルが使われている建物は、昭和ヒトケタ台の建物」
と仰っていた通り(昭和4年築なので)です。
先日ご紹介した外観を見てください。↓
こちらは、木造の地上2階建て、地下にボイラー室がある建物で、
ハーフテンバースタイルと呼ばれる、木の構造を外部のデザインに
いかした様式で、西洋の民家によく見られるそうです。
ちなみに、箱根の強羅花壇に移築されている料亭、懐石「花壇」は、
華頂宮の奥様の実家、もと閑院宮家の小田原の別邸だった建物で、
この華頂宮邸の建物ととてもよく似ているのだそうです。
強羅花壇 懐石「花壇」のサイト

こちらは、玄関を入って左側にある広間です。
旧華頂宮邸の建物には、各部屋に大きな暖炉(中は当時からスチーム暖房)が
あります。そのマントルピースに使われている大理石は、其々違う色の石が
使われているのだとか。 素敵な新居にしようという気持ちが伝わってきます。
この先にあるサンルームでは・・・
帽子の似合うおじさまが、お嬢さんらしき女性と珈琲を楽しんでおられて、
中々いい雰囲気だったので、ついつい、お二人をモデルに撮らせて頂きました。
なんだか、画家だったら、絵に描きたくなるような一枚。
華頂宮がお住まいだった頃の家具は残ってなく、その後、増改築されたよう
なのですが、所有した方々が、この屋敷の雰囲気に合わせて改装されたらしく、
どこまでがオリジナルなのかはっきりしない部分も多い建物なのだそうです。
続きます。。。

