「メフィストワルツ」は全部で4曲あるのですが
なぜ1番だけがこのような大規模な曲になったかはいまだに疑問がのこります。
そして残りの三曲はグロテスクで荒々しくもありますが、一番よりはかなり影を潜めてしまいひっそりとした曲になっており、ほぼ「無調」であることが指摘されています。
リストはのちのスクリャービンを予感させるような曲
「無調のバガテル」のような全く
「無」の「無調」の曲を書いています。
リストのこの曲を「交響詩」としてオーケストラ用に編曲したくらいです。
いろんな諸説がある曲ですが
ラヴェルの「道化の朝の歌」にとてもよく似ているところが有ります。
性質、性格は非常に乱暴な「スケルツォ」に近く必ずしも「舞曲」ではありません。荒々しくきまぐれで、派手に動き回ったかと思うと急に静かになったりとにかく動きのある曲で、落ち着きのない荒々しい曲です。
迫力のある曲でもありますが、一部のピアニストはこの曲を技巧をみせつけるためだけの曲と批判してるくらいの技巧的な、そして悪魔的な曲なのです。
居酒屋で「ピエロ」「クラウン」が、派手にタンバリンを打ち鳴らしながらどこからともなく現れ、村人たちを熱狂的な渦へも巻き込んでいくというストーリーです。
ラストには突進するといういるイメージでもある荒々しい派手なコーダがあることでも知られ、
この曲が荒々しく激しいイメージを持たせているという凄まじい迫力に満ちた曲です。
この曲にはそういう観客を一気に魅了させるような迫力で弾くリストらしさに溢れています。