Schumann
Pianosonate No2
シューマンのピアノソナタは基本的には3曲あるのですが、個別につくられたフィナーレなどもあります。それは出版後に見つかったので遺作(op.poth.)とされているもので、
この作品22の2番のソナタにも3番のグランドソナタにも遺作のフィナーレが存在します。
唯一一番のソナタは遺作の楽章は存在が確認されてないようです。
シューマンのピアノ曲には多くの初版があるようで、クライスレリアーナや交響練習曲にも初版が確認されており、いまの形とは違うので初版を使用するかどうかは判断次第です。
シューマンがまだ20代のころの若々しい作品。
大規模な1番と3番に比べて挟まれるようにして
やや規模は両者に劣りますが、燃え上がるような情熱は、両者に引けをとりません。
このソナタも4楽章形式で、スケールの大きな「大ソナタ」を目指していた傾向が見られます。
1楽章の表示はどういうわけかドイツ語表示ですが、(できる限り早く)という意味です。
So rash wie moglich=Prestissimo。
途中やや穏やかな第2主題が現れますが、曲はすぐにテンポを早めて荒々しい雰囲気は継続します。非常に荒々しい感じがあり最後まで情熱的に突き進んでいきます。
2楽章
Andantino
穏やかな曲で変奏曲形式。
getragenはやはりドイツ語で、「もったいぶってひきのばして」という指示が書かれているのがユニーク。
3楽章
Sehr rasch und markiert=
Molto Vivace e molto malcato
スケルツォ楽章で、飛び跳ねるようなモチーフが繰り返される。激しく荒々しい性格。
非常にぶっきらぼうな終わり方で、すぐにフィナーレの演奏となる。
4楽章
フィナーレ
Finale
Rondo Presto
荒々しく激しい楽章で、演奏が非常に難しいことで知られる。
ラストは「カデンツァふうに」と書かれたより激しい部分になり、荒々しいまま曲は締めくくられる。この楽章のみ初稿があるが難しすぎる理由で、クララシューマン(ロベルトシューマンの妻)の提案により遺作として出版された。