監督
中田秀夫
脚本
鈴木議一
中村義洋
原作
鈴木光司(浮遊する水)
撮影
林淳一郎
出演
黒木瞳
水川あさみ
菅野莉央(りお)
小日向文世
ずっと一緒だよ、ママ・・・・。
離婚調停中であり娘郁子(水川あさみ)の親権を、
夫邦夫と争っていた松原淑美(黒木瞳)は新しい生活を立て直そうと、
あるマンションに引っ越すことになった。
頼りない管理人がエレベーターの管理でモニターを見ていると、
この世のものではない恐ろしいものがモニターに映っていた。
そんなことは知らず、淑美と郁子は新生活を始める。
このマンションで恐ろしいことが度々起こることになる・・・・・・。

希望に満ちた、新しい生活が始まるかに見えた。
しかし、二人の身の回りで怪異現象が起こるようになる・・・・。
たびたびいなくなる郁子。
このマンションは、なにかの気配を漂わせていた。
そしてまず郁子が行った屋上。
不気味な屋上にもなにかの気配があった・・・・・。

恐怖は確実に迫り来る・・・・。
二年前、行方不明になった少女は、貯水タンクに落ちて死亡していた・・・・
その「彼女」が部屋に帰ってきて、郁子をさらっていこうとする。

郁子は新しい幼稚園に入ることになる。
そこではなんら普通の幼稚園とは変わりはないように見えたが、
二年前の7月14日、一人の少女が行方不明になっていた・・・・・・。
この黄色いレインコートの少女がチラチラと二人の前に現れるようになる・・・。

何者かが近づいてくる恐怖。
恐怖がじわり感じる場面。
美津子が・・すぐそばに。

2年前、行方不明として扱われていた彼女は、
その後発見されたことは明らかにされていなかったが、
「赤いバッグ」を取ろうとして覗き込んだ彼女は誤って落ち死亡していた。
その少女が「美津子」である。

郁子を襲う美津子の恐ろしい手。
郁子を水の中に引きずり込もうとする。
この映画の一番怖い最恐シーンということで某番組で紹介された。

「ママ・・・・、ママ・・・」
ママを呼びつつける郁子だが、
「私が貴方のママよ・・・・」と美津子の霊を抱きしめる淑美。
「ママあ~・・・・」
泣き叫ぶが淑美は抱き合う美津子とともにエレベーターに乗り込みそして消えていった。
私は捨てられた?
見放された?
泣くしかない郁子。
しかし、、実際母親は美津子の怨霊から助けてくれたのだった・・・・。

母は身代わりになった。
母親との悲しい別れだった・・・・。
エレベーターから放出された濁流に飲みこまれ、
ママ・・・・と泣きなから呼び続ける郁子。

十年後。
廃墟になったマンションを訪れた成長した郁子は、
既に無くなっていた淑美の霊と再会する。
成長した郁子は、父親と暮らしているという。
母親の姿と出会った郁子は話しかける。
「郁ちゃん・・・大きくなって・・・・。」
「ママ。いっしょにママと住みたい。」
「ごめんね。郁ちゃん。いっしょに暮らせなくて・・・」
郁子の背後に、美津子の霊が佇んでいるのを感じる郁子。
振り向いた瞬間、母親の姿は消えていた・・・・・。
淑美はいまもなお、マンションで私を守っているのだ、と、郁子は確信した。