ヨハンシュトラウス2世 「美しく青きドナウ」 | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。



原題
An der shonen blauenDonau  op.314


ワルツの王様、ヨハンシュトラウス2世の代表曲。
アニメ「トムとジェリー」のサブタイトルにもなっている
「ワルツの王様」とは、このヨハンシュトラウス2世を意味します。
トムが4ページほどの片手の練習で大ピアニストになってしまうという、
アニメさながらの大技を出す作品です。(んなことあるか 笑)


静かな序奏に始まり、小さな個性的なワルツが転調しながらいくつも出てくる。
はじめの第一のワルツがあまりにも有名で、
「2001年宇宙の旅」でも使用されるという意表をついて演出がありました。
宇宙遊泳の楽しげな場面で使用されました。



「ドナウ川」を題材にした作品は実はこれだけではなく「ドナウ川の漣」が有名ですがシュトラウス2世は「ドナウの岸部から」というポルカも作曲しています。
ヤナーチェク、イヴァヴィッチ、リヒャルトシュトラウスも
「ドナウ」に関連した作品に携わっています。

日本では、ニューイヤーコンサートで「ラデツキーマーチ」とともに人気の高い曲で、必ず演奏される人気の高い曲です。
実際、ヨーロッパでは「ヴァル」と呼ばれる社交ダンスパーティで、日夜明け暮れるように華やかなドレスと豪華な燕尾服に身を包んだ男女たちが、
ワルツにのって踊り狂う光景が目に浮かびます。

最後のコーダではいかにも「楽しい旅ももうすぐ終わってしまう」
という雰囲気で哀愁感も漂い、すばらしい結末感で感動を誘う名曲です。

合唱曲もありますが、ヨハンシュトラウスは、初めは歌詞をつけることには反対だったそうです。しかし協会との和解で、シュトラウスは丁寧な対応で歌詞とピアノ伴奏をつけることに協力したと言います。

また「青き」ですが、「蒼い」のほうである、という説もあるということで、
単なる「青さ」の「青」ではないような気がします。
しかし、とても美しいキラキラとした雄大で穏やかな表情の
ドナウ川を連想させられずにはいられませんね。

それは、いつの時代もルーマニア、ハンガリー、オートストリア、セルビア、ドイツ、ブルガリアなどのこの雄大なドナウ川の国々の人々の心の誇りであり心のふるさとに違いありません。