プロコフィエフ ピアノ協奏曲第1番 作品10 | ウルフオルフェノクが行く!

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春になりましたね。

 
プロコフィエフのピアノ協奏曲は全部で3曲。
一番、三番がもっとも華やかでブリリアントなものに対し、二番は短調で内面的に
暗くグロテスクなものになっています。
一楽章と三楽章がとにかく華麗な活躍をするピアノが見もので、
派手に活躍するピアノは、三番コンチェルトに負けないくらいのテクニックも華々しいものでしかもなじみやすいものになっています。
 
プロコフィエフのピアノはどこか鍵盤をひっぱたくように打鍵したり、
こぶしで打鍵するような場面もあり、
打楽器的な扱いをする野蛮なテクニックが多いのが特徴です。
超人的な一見どのようにして弾くのかわからないようなテクニックがピアノ協奏曲では出てきたりして、新しい技巧がめざましいものになっています。
 
ロマン派の香りが残っているようなところも見逃せないですね。
旋律にはやはりどこか当時作曲家背景の世界大戦への不安が反映された不安を暗示する旋律が、ピアノ協奏曲にも生々しく描かれていますが、それが強く反映されているのがやはりピアノソナタ「戦争ソナタ」ではないでしょうか。
 
 
ピアニストのヴラディーミルアシュケナージはプロコフィエフをとくいとするピアニストですが、
自分はショパン以外はあまり好きではありません。
必要以上に強打したり、無理やりひっぱたいてタッチしている感があることと、
ステージでどんな場面でも絶対に燕尾服を着用しないピアニストだからです^^;
なんでなんでしょうね?^^;
どういうわけか、ありそうでないアルゲリッチとは絶対に場面的にも顔あわせしないピアニストですね。共演があってもいいような感じはしますが。
そうそうアルゲリッチといえば
いま別府で毎年恒例のアルゲリッチ音楽祭が開かれているようですが、
今年ヒナステラのアルゼンチン舞曲をソロでやったそうです。
アルゲリッチがノリノリでデュトワと共演したプロコの1番も3番との豪華カップリングでアルバムがありますのこちらもお勧めです。
 
 
1楽章
 
Allegro brioso
 
ファンファーレ風の導入部から一転してピアノがまくしてるような輝かしいテクニックを披露。
 
ブリオーソは「力強く」の意味。
いかにもプロコフィエフらしい表現ですよね
 
ピアノが派手に活躍する技巧を前面に押し出したような楽章です。
ピアノの名人芸をお楽しみください。
楽章として区切りがあるのは実は1楽章だけで、二楽章と3楽章は切れ目が無いので、
ほとんど単一楽章に聞こえるというのもプロフィエフの作曲テクニックです。
 
 
 
フィナーレ
 
Allegro scherzando~Animato
 
前楽章そのまま突入する派手なフィナーレ。
とにかく大騒ぎして、これでもかといわんばかりにピアノが派手に活躍して火花を散らして華やかに終結します。
 
 
一楽章に出てきたクライマックスがフィナーレで再び豪快に戻ってきて、オクターブの連打連打でまくしたて、ピアニストに挑みかかるような展開になっています。
 
 
 
 
 
なんといってもコーダの迫力は3番におとらぬすさまじいものがあり、
コーダへなだれこむ
オクターブの下降系が非常に興奮にみちて
迫力があり、緊迫感があります。
いきつくまもない白熱しており、興奮のるつぼのまま火花を散らして終結します。
突っ走るさまはとてもエキサイティングです。
 
まるで映画音楽のような華やかさですね。