こないだ悲しい話を書いたばかりなのに、またまた悲しい話で申し訳ありませんが、今日友人から残念なメールが届きました。
メールをくれたのは、ザンビアの友人Aさんで、私がザンビアにいた際、私と友人が可愛がっていた少年が先月亡くなったとの事でした。
その男の子、ムレンガ君といって、当時13歳くらいでした。
私たちが働いていた小学校の生徒だったのですが、小柄で、大きな目をして、とっても可愛い笑顔の男の子でした。
やんちゃな男の子で、英語が上手で人見知りしない性格で、それと可愛い笑顔をうまく利用してボランティアの私たちの心を捕らえて離さないという感じの子でした。
特に私の友人のLさんはその子が大のお気に入りで、それを知ってるムレンガはそれをいいことに彼女から中古の靴をもらい、帽子をもらい、クッキーをもらい・・・とちょっぴりほかの子に比べて甘やかされていました。
ムレンガはLさんからそうやって可愛がられていたので、私は特に何を特別に上げるわけでもなかったので、彼はどちらかというとLさんになついていましたが、なんというか、私にとっても彼は思い出深い子供の一人です。なんとなく、逆に私と話してもLさんと比べて、何の利点もないので、普通のどうでもいい会話が一緒に出来たように思います。
そして、彼はなんともいい笑顔の持ち主で、それを彼が知っていて、利用していることをわかっていても、なんとなく憎めない・・・という男の子なんです。
Cheeky Monkey という感じ子の子です。
よく、彼がLさんに何かおねだりして成功し、Lさんが別室にいるときにニコニコしているムレンガに、「ムレンガ。」と注意の意味で声をかけることがありました。
彼が彼のかわいらしさとLさんの愛情を利用していることが、ばればれだったりするからです。
そうすると、彼はよく「なに~、XXX?」とごまかしたような笑顔で返事をしました。
無邪気なのかどうかよくわからない、Lさんにわざわざ「甘やかさないように」というほどでもない、という風に思わせる、不思議な笑顔です。
ザンビアを離れて、何年もたっても彼のイメージは鮮明です。
とっても可愛い、笑顔の男の子です。
その子がマラリアで亡くなりました。まだ10代後半のはずです。
Aさんからのメールによると、多分病院に運ばれるのがちょっと遅かったみたいです。
ザンビアに限らず、多くのアフリカの国ではマラリアみたいな、病院に行くべきときに行けていれば助かる病気で多くの人が亡くなります。
彼はこうやって一日に何百人と亡くなる子供・若者の一人だけど、私の友人だった子で、本当に本当に残念でなりません。
そして、今日、日本の友人からメールで進路の相談を受けました。
日本で就職活動をしてても、どうにもうまく行かない。本当は彼のいる東欧の国に行きたいが、将来が心配でどうしても決められないが、このまま日本にいても同じではないかと思う。・・・というような内容です。
彼女の悩みは大きく、真剣なものだけど、彼女が捕らわれている「勝ち・負け」の基準。
「このままでは完全に負け組。」
私がどうしても好きになれない言葉です。「勝ち組」「負け組」
一体、なんだって言うんでしょう?
私の友達がこれに捕らわれている姿を見ると、がっかりする。
どうでもいいでしょうって。
人生には限りがあって、無限ではない。
大事にしないと、もったいない。
小さな友人の死がとってもショックでした。
伝えてくれて本当にありがたいけど、知らなかったら彼は私の中ではずっと元気で生きていたな、とも思う。
全ての友人が、彼らの人生を思い切り生きて欲しいと思います。