「食えなんだら食うな」を手にとり、読書の前に概観を知ろうとしてページをめくると、カラー写真の口絵が4ページ、内表紙の次(目次の1ページ前)を見たら推薦文があり、そこで躓いてしまった。毛筆の解字や漢文の素養がないからだ。

大本山永平寺貫首 秦慧玉禅師の推薦文が毛筆の漢文で書かれていた。

毛筆(縦書き)の漢文を同ページの読み下し文と意訳を頼りにしてゴシック体のパソコンで転記してみたが、2行目が甚だ誤写が多いかも知れない。ご容赦を願う。

 

鐵漢牛公親手栽佛心古佛別傳梅

清素誇無香不動乍作春容特地開

(読み下し文)

鉄漢牛公親(ミズ)カラ手ヲトッテ栽(ヤシナ)ウ  仏心古物別伝ノ梅

清クシテ誇ル無ク香(カンバ)シウシテ動クナシ  乍(タチマ)チ春容ヲ作(ナ)シテ特地開ク

(意訳)

父祖代々より伝えられた古梅を、大徹禅師の恩師頑牛師が精魂こめて自ら育てた如く禅師は師より多年の行道修練を享け、清素傲りなき不動の境地に達せられた。そして、春の訪れとともに、その清冽な姿をひらく梅のように、いま、好著を世に刊行し、仏教精神を当代に結晶されたのである。

 

わからないことをそのまま見捨てるのは嫌いなので、勉強はまったく苦にならないと思うし面白さを感じるが、もうすぐ70歳になろうとする身で、足腰がガタガタで夕方以降目も霞むので、どこまで続くかわからないが、幸い漢和事典や漢字辞典は数冊ある。

 

堅牢な作りの本だ。本文を読む前にいろいろ教えられ考えさせられた1冊だった。