30数年前、30代前半の頃、いろいろな本で井上ひさしさんの「私家版 日本語文法」が紹介されていて、一度読んでみたいと思っていたが文法が苦手な私は、ついつい機会を遠ざけてしまって読めないでいた。
今朝、一不安さんのブログで一不安さんが本書を読んだことが書かれていた。無性に本書を読みたくなり、Kindleの文庫版をポイントを使って無償で買った。
アマゾンの商品説明を引く。
私家版 日本語文法(新潮文庫) Kindle版
日本語は知れば知るほど奥深い!
一家に一冊、話題は無限。退屈な文法、今いずこ。
爆笑と驚愕うずまく空前絶後の言葉の教室。
文部省も国語の先生も真っ青! あの退屈だった文法がこんなに興味津津たるものだったとは。
もはや教科書ではつかみきれない日本語の多様なる現実がここにある。
古今の文学作品は言うに及ばず、法律文書、恋文、歌謡曲、新聞広告、野球場の野次まで、豊富かつ意表を突く実例から、爆笑と驚愕のうちに日本語の豊かな魅力を知らされる、空前絶後の言葉の教室。
目次
枕ことば
擬声語
格助詞「が」の出世
ガとハの戦い
時制と体制
受身上手はいつからなのか
形容詞の味
自分定めと縄張りづくり
ナカマとヨソモノ
論より情け
尻尾のはなし
漢字のなくなる日
漢字は疲れているか
漢字とローマ字
振仮名損得勘定(ルビはそんとくかをかんがえる)
句点(マル)と読点(テン)
句読点なんか知らないよ
区切り符号への不義理
……台の考察
晴れたりくもったり所により雨
一筆啓上、敬語はまだまだ元気でござる:,
恩の売り買い
敬語量一定の法則
n音の問題
素人の 古典まなびの 七五調
2n + 1
ふたつの仮名づかい(ひ)
正書法序論
日本語は七通りの虹の色
ウソについての長いまえがき
話半分、嘘半分
外来語について
「のだ文」なのだ
コンピュータがねをあげた
解説 井筒三郎
※電子書籍版には解説は収録しておりません。
井上ひさし
(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。
