2022年9月28日のリブログ。
--
読書期間:2023.9.9〜9.28
◎「日ユ同祖論」という用語は昔から知っていたが、古代の日本人と古代のユダヤ人が「同化」したとは、本書を読んで初めて知った。
◎古代日本には、ユダヤ人の失われた10氏族など、5回にわたってユダヤ人が渡来していたらしい。
◎蘇我氏や秦氏など、古代の大和王権を動かしていた豪族もユダヤ系の渡来人であるらしい。
◎現在でもユダヤ人はいくつかの民族に分かれて、それぞれが活動している。本書では、アメリカの共和党と民主党ではユダヤ人の異なる派が対立していることや、ロシアとウクライナの戦争も、ユダヤ系の人々の歴史を辿っていくと、別の見え方が現れる。
◎現在でいうと茨城県の鹿島神宮がある場所を中心に、縄文文化が栄えた古代の関東平野には太陽などの自然を崇拝する「くに」があったらしい。
◎日ユ同祖論を展開する他書では、日本の○○○とユダヤの△△△とが酷似しているという、いわばピンポイントの比較をすることに終始するが、本書は、もっと広く、全世界を視野に入れて、世界中に拡散していったユダヤ人と日本・日本人との関係を、様々な時代ごとに論じている。
◎日ユ同祖論ではなく、日ユ同化論を主張している。すなわち、古代ユダヤ人は日本列島に辿り着くと、一神教を捨てて自然崇拝(多神教)の縄文日本人と「同化」していったと論じている。
◎歴史を論じる日本の学会(の主流)は、現在に至るまで左翼のイデオロギーに凝り固まっていて、自由に論じられないという。もっと自由にユダヤを論じたいと本書は主張する。最初はトンデモ本だと思って、懐疑的に読み進めたが、読了したときには、決してトンデモ本と切り捨てられないと思った。
◎本書を読了したので、数週間休んでいた「極楽征夷大将軍」の読書に戻る。
