2020年8月20日のリブログ。

いつまでも言葉には敏感でありたい。

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先ほどツイッターでつぶやいたのですが、自分用にまとめておきたいと思いました。

昨日、以前にも小論文の添削指導をした一浪生のKくんと久々に勉強をしました。

彼は居住地周辺では有名な私立の中高一貫校を昨年卒業し、現在は一浪して予備校に在籍しています。

成績は抜群に良く、高校時代の学業の内申点が5段階の4以上の生徒しか受験できないという超難関私大の法学部を通常受験ではなく、特別な受験枠を希望しています。

彼の内申点は5段階の4.7で、極めて優秀です。

昨日は志願書(2000字以内)の最終添削をしました。

志願書には、法学部法律学科を受験したいという動機と望ましい裁判官、時効制度について、理路整然と書かれていました。

本文の中で「そのことは被疑者にとって得になる」というような一文がありました。

全体によくできている志願書を読み返し、いっそう磨きをかけるべく、私は、朱を入れていました。

よく書けている志願書の中で、私は「得になる」という表現が気になりました。秀逸な志願書の中で、ここだけが変に「俗っぽい」と感じたのです。

この表現について、彼としばし議論をしました。

持参した三国七版で調べました。やはり、良い辞書です。

 

とく[得](名・形動ダ)

①もうけ。利点(になること)。(略)

②有利。めぐまれているようす。(略)

 

何か似た言葉を探そう。俗っぽくない言葉を。というわけで、あれこれ言葉を吟味しました。

その結果「益(えき)」を見つけました。

 

えき[益](名)

①利益。とく。もうけ。(略)

②ためになること。役に立つこと。(略)

 

最終的に「そのことは被疑者にとって益になる」と変更しました。

三国七版・新明解七版を超える八版は、どういう辞書になるか、発行は困難かもしれませんが、それぞれの発行を楽しみにしています。