障子に書く

 

 (あらすじ)

良寛さんの書画は高い値が付くので、誰もが欲しがった。托鉢に出た良寛さんに書画を書いてもらおうと呼び止めた懇意の邸宅。その家の主人は色紙を期待したが、良寛さんは頓着せずに障子に一句を書いた。

 

(読後感)

 

 良寛さんは、専門家然としている人間を嫌った。教師等の専門職を嫌った。国家試験のある専門職の人は、自己を省みてほしい。

 私は、公立A病院に1か月半入院し、続いて私立B病院に5か月入院したが、A病院の看護師の中にはナースコールを押しても来ない人がいた。その人はナースコールすると「はーい」と、あからさまに嫌な声で応じた。まだ20代後半から30代前半の女性で、たぶん職歴10年前後だったと思う。彼女が夜勤の日は悲惨だった。おまけに彼女には子分がいて徒党を組んでいた。

 看護師は、戴帽式の時は、だれもが純白に輝いていたはずである。

 純白が灰色になり、やがて黒く染まってしまう人が多い。私は心の中で、黒く染まった看護師を「ブラックナース」と呼んでいた。A病院には経験年数にかかわらず純白な人もいたことを申し添えておく。B病院に転院すると、看護師は皆、人懐っこくて優しかった。ところ変われば品変わるということを実感した。