4月24日の新聞に載った書籍広告の中から見つけた1冊である。
全国にいくつかある「風土記」の存在は知っていたが、古代史好きにも拘らず、今まで後回しにして数十年経ってしまっていた。
小さな書籍広告だったが、その宣伝文句が実に良かった。いわく・・・
《 風土記は魅力と謎に満ちている! 》
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風土記の世界 岩波新書(新赤版)1604
2016(平成28)年4月20日 第1刷発行
著者 三浦佑之(みうら・すけゆき)
発行者 岡本厚
発行所 株式会社 岩波書店
定価:本体840円+税
<帯>
古代を知る
何でもありの宝箱!
2016(平成28)年4月27日 購入
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そもそも風土記とはどんな本なのか、分かっているようで分からないので、辞書を読んでみた。(太字はブログ筆者による)
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ふどき【風土記】
Ⅰ 諸国の風土、伝説、風俗などを記した地誌。
Ⅱ 官撰地方誌。和銅六年の詔により各国の地名整理、物産品目、土地の肥沃状態、地名の由来、旧聞伝承について各国庁が報告した公文書(解=げ)。漢文体、変体漢文体など国により文体は異なる。現存するのは完本である出雲国と、省略欠損のある常陸・播磨・豊後・肥前国の五か国。逸文が「釈日本紀」「万葉集註釈」などに三十数か国分収められている。各国の官命解釈により内容記載に特色が出ている。和銅の正本は多く散逸したらしく、延長三年太政官符によって再提出が命じられている。後世のものと区別して「古風土記」ともいう。上代の地理・文化などが知られるとともに、「古事記」「日本書紀」に組み込まれない地方独自の神話・伝説・歌謡などを知る上でも貴重。
Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988
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これまで読んできた様々な歴史関係の本に共通して書かれていたことは
「歴史書は、そのときどきの政権が都合のよいことばかりを書いている。都合の悪いことは歪曲わいきょくや婉曲えんきょくされて書くか、あるいは無視して書かない。」
ということだった。
辞書の語釈の2つ目に「 官撰地方誌 」と書かれていて、風土記は、その土地土地の役人が責任編集した地方誌だったのだ、と、理解した。本書の著者によれば、
なお、ここで取り扱う風土記は、八世紀初頭に地方の国々が中央政府に提出した報告文書であり、正式には「解」げと呼ばれる。
(「はじめに」より)
とのことである。
さらに「 『古事記 』 『日本書紀 』 に組み込まれない地方独自の神話・伝説・歌謡などを知る上でも貴重 」と書かれていたので、これが本書の<帯>にあった「古代を知る何でもありの宝箱!」ということだったのか、と、理解した。
本書は、間違いなく、私のような初心者にとっての風土記入門書である。
過日購入した2冊の蘇我氏関連の本(下の写真)とともに読みたい本となった。
以上のとおり、本日は、手に取った所感のみを書いて終わりにしたい。


