全国学力テストが4月19日に小学6年生と中学3年生を対象に実施され、その翌日の新聞に問題と正答が載りました。

新聞にざっと目を通すと、中学校国語のB問題の大問 [2] に目が留まりました。

B問題とは「応用力・思考力」をみる問題です。

目に留まったのは、「宇宙エレベーター」に関する「雑誌の記事」を読ませて、3つの設問に答えさせるという問題でした。(写真は読売新聞2016.04.20より)

 

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(雑誌の記事)

 

(問1)記事の説明として適切なものを選ばせる。

(問2)記事の内容を情報カードにまとめる作業について適切なものを選ばせる。

 

(問3)宇宙エレベーターについての疑問を学校図書館でどのように調べるか、考えを問う。

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なぜ、この問題が目に留まったかというと、2012年2月12日の読売新聞に『「2050年宇宙の旅」エレベーターで』という記事が載り、その記事を使って文章の要約力をつけさせる自作教材を作っていたからです。

 

文章を要約するためには、当該文章を自分の頭に入れて要点を把握し、それを指定された文字数以内で作文しなければなりません。これには相当な読解力と思考力、表現力が要求されます。

私は現役の学級担任時代に、 日本の昔話を題材として、ずいぶんと子どもたちに要約文づくりを指導したものです。

 

さて、要約文づくりの自作教材は

「素材文」

「要約用紙」(200字、100字、40字の3段階)

「模範解答」

で構成しました。

 

以下に、宇宙エレベーターの新聞記事を活用した自作教材を公開します。

 

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(1枚目)素材文(新聞記事をワープロで打ちなおしたもの)

 

(2枚目)要約用紙

 

(模範解答)

模範解答には、 200字、100字、40字の 3段階の要約例だけでなく、要約例の上部に素材文を再掲し、要約例が素材文のどこを切り出したのかを確認させるという工夫をしました。

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要約文づくりのための自作教材は、2012年から5年間で、小学生向けに14作品、中学生向けに13作品を作成し、国語の指導に使っています。

生徒たちは、最初の頃は「かなり難しい」「歯が立たない」という感想を漏らしていましたが、数回の要約文づくりを体験したころから「気が付いたら夢中で文章を読み、頭の中が疲れるほど集中した」「なんだか興奮した」という感想を言うようになり、半年ほど経つうちに、全員から国語の成績が上がったという報告を受けました。