今、私が教えている生徒が今後遭遇するであろう大学入試について、自分の考えを練るために新聞記事を拾う、その4回目です。

2015年9月12日 読売新聞より
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(大見出し)
大学入試活用 結論先送り 高校基礎学力テスト
(小見出し)
試行期間4年
高校側の反発
実施に疑問も

(リード) ※改行はブログ筆者による
 文部科学省の有識者会議が8月末にまとめた大学入試改革の中間報告には、大学入試センター試験に代わる新テストを2020年度から導入するほか、高校生の基礎学力を測る「高校基礎学力テスト(仮称)」を23年度から本格実施することも盛り込まれた。
 高2から年2回受験できるようにする方針だが、成績を大学の推薦やAO入試に使うかどうかは意見がまとまらず、結論が先送りされた。
(表)
高校基礎学力テストを巡る議論の変遷 (クリックして拡大)

高校基礎学力テストを巡る議論の変遷

(小見出し1〔試行期間4年〕の要約) ※ブログ筆者による
 高校基礎学力テストは、高校生の基礎学力の定着度を測り、学校の指導改善に役立てることが目的である。

 一部の大学は推薦やAO入試に学力試験を課さず、授業以外に勉強をしない高3生が4割に上るというデータがあるなど、背景には高校生の学力への懸念がある。

2019~2022年度の4年間は試行期間
  国・数・英の3教科のみを実施。
2023年(次期学習指導要領で学ぶ高校生が2年生になる)以降
  地理歴史・公民・理科などを加えて本格実施。

受験料 1人1回あたり 数千円

高2から年2回受験できる仕組み。
コンピュータによる出題・解答方式(CBT)を導入。

成績は生徒本人に10段階以上の区分で示す。
出題の狙いや分野別の結果なども提供。
学校単位で参加した場合は、学校にも結果を通知。

(小見出し2〔高校側の反発〕の要約) ※ブログ筆者による
2013年10月、政府の教育再生実行会議
  高校教育の質を確保するため、生徒の学力を検証するテストを
  創設し、推薦やAO入試にも活用できるように提言。

2014年12月、中央教育審議会
  成績を「進学や就職時に使用することも可能」なテストを高2から
  実施と答申。

高校側の反発
  「生徒が早い段階から入試準備に追われる。」

2015年3月、具体的な検討を始めた文科省の有識者会議
  成績の入試への活用に慎重な意見が相次いだ。

今回の中間報告での有識者会議
  試行期間は原則、成績を入試や就職には使わない。
  2023年以降は「高校や大学、企業などの意見も踏まえ、更に検討。

(小見出し3〔実施に疑問も〕の要約) ※ブログ筆者による
名称が途中で変更された。
  「達成度テスト・基礎レベル」から「高校基礎学力テスト」へ

有識者会議の委員の一人
  「テストが創設されれば、高校が目指すべき学力の指標が明確に
  なる」

卒業生の半数近くが就職する都立高校の校長
  「高校生の学力は上位校と下位校で格差が大きい。このような
  テストで生徒の学力を一律に測るのは無理がある」

有識者会議は年内に最終報告をまとめる予定だが調整は難航しそう。
--ここまで


 9月15日のブログ『「豊かな学び」は可能だろうか』でも書きましたが、新テスト導入では学校現場が混乱するだけだと思います。

 「生徒の学び」と「教師の指導」という2者の関係が豊かに実現するためには、もっと、ずっと、〔 simple な方法 〕  ─ 手の込んでいない、単純で実行可能な方法 ─ があるはずです。

 今、私が考えている〔 simple な方法 〕の1つとして・・・
平成年代以降に高校・大学で学んだ若い教師に、指導法研究の『教授学』を授けること
・・・を挙げておきたいと思います。