今、私が教えている生徒が今後遭遇するであろう大学入試について、自分の考えを練るために新聞記事を拾う、その2回目です。
2015年8月28日 読売新聞≪第18面≫より
--ここから
(大見出し)
新大学入試 見えぬイメージ
有識者会議 中間報告
(中見出し1)
「脱知識偏重」へ課題積み残す
(中見出し2)
思考力問う問題 先行実施の大学も
(リード) ※改行はブログ筆者による
文部科学省の有識者会議は27日、大学入試センター試験に代わる新テストについて、思考力を問う内容で2020年度から実施する一方、大幅な改革は24年度以降に行うとする中間報告を出した。
受験生を多面的に評価し、知識偏重から脱出すべきだとした教育再生実行会議の提言から間もなく2年たつが、今回の中間報告でも多くの課題が積み残され、テスト内容や使われ方の具体的なイメージは浮かんでこなかった。
(ブログ筆者による〔中見出し1〕の要約)
有識者会議の委員から「(新テストの)本格実施は平成32年度(2020年度)と明記すべきだ」という声が上がった。中間報告が、新テストを20年度から実施する一方、次期学習指導要領で学ぶ高校生が受験する24年度から大幅に内容を変えるとしたわかりにくさを浮き彫りにした発言だ。
昨年末の中央教育審議会答申は、新テスト(仮称・大学入学希望者学力評価テスト)について、
① 教科型に加え「合教科・科目型」を出題
② 解答は選択式に加え記述式を導入
③ コンピューターを使った出題・解答方式(CBT)を前提に開発
④ 年複数回実施
⑤ 成績は1点刻みではなく段階別評価で提供
・・・・・・などとした。
しかし、より詳細に検討した中間報告では、20年度からは ② にあたるマークシート方式に短文記述式を加えた出題が固まったぐらいで、① は24年度以降、ほかは「さらに検討する」「目指す」などの曖昧な表現にとどめた。
テストの複数回実施は「一発勝負」の入試からの、段階別評価は「1点刻み」の評価からの脱却を示していたが、いずれもはっきりしないままで、実現に向けた具体的な課題が残ってしまった。
① から ⑤ までの5項目のうち、② を除く4項目が曖昧なままになってしまった背景を要約すると次のようになる。
高校、大学、文科省内部のそれぞれが、それぞれの事情で賛同を表明していないことが原因である。
高校は、受験準備の早期化、学校行事への影響を懸念して、複数回実施に反発している。
大学は、「1点刻み」の成績を提供されないことから「合否判定に使用しにくい」として、国公立・私立を問わず、新テストの評価方法に抵抗している。
文科省内では、「慎重に進めたい」という意見が強かった。
(ブログ筆者による〔中見出し2〕の要約)
大学の個別入試では、暗記に偏らず思考力・判断力・表現力を問う入試が一部で始まっている。
お茶の水女子大(東京)は、受験生が大学教員の授業を受けて作成するリポートの成績などで1次選考を行う新しいAO入試「新フンボルト入試」(募集定員20人)を来年度から始める。
文系の2次選考では大学図書館が試験会場になり、受験生は必要な資料を自分で探し出し、1日がかりで課題論文を仕上げる。
国際基督教大(ICU、東京)も、大学の講義を聴く形式で、国語や英語、歴史や科学の分野にまたがる内容を問う入試を行っている。
--ここまで
高校、大学、文科省内部のそれぞれから疑問が上がる新テストを、どうして実施したいのでしょうね。よくわかりません。
だれもが「よくわからない」まま進む教育政策って、どうも、どこかの何かと似ているような気がしてなりません。
大学入試も、「 simple is best 」だと思うのです。
2015年8月28日 読売新聞≪第18面≫より
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(大見出し)
新大学入試 見えぬイメージ
有識者会議 中間報告
(中見出し1)
「脱知識偏重」へ課題積み残す
(中見出し2)
思考力問う問題 先行実施の大学も
(リード) ※改行はブログ筆者による
文部科学省の有識者会議は27日、大学入試センター試験に代わる新テストについて、思考力を問う内容で2020年度から実施する一方、大幅な改革は24年度以降に行うとする中間報告を出した。
受験生を多面的に評価し、知識偏重から脱出すべきだとした教育再生実行会議の提言から間もなく2年たつが、今回の中間報告でも多くの課題が積み残され、テスト内容や使われ方の具体的なイメージは浮かんでこなかった。
(ブログ筆者による〔中見出し1〕の要約)
有識者会議の委員から「(新テストの)本格実施は平成32年度(2020年度)と明記すべきだ」という声が上がった。中間報告が、新テストを20年度から実施する一方、次期学習指導要領で学ぶ高校生が受験する24年度から大幅に内容を変えるとしたわかりにくさを浮き彫りにした発言だ。
昨年末の中央教育審議会答申は、新テスト(仮称・大学入学希望者学力評価テスト)について、
① 教科型に加え「合教科・科目型」を出題
② 解答は選択式に加え記述式を導入
③ コンピューターを使った出題・解答方式(CBT)を前提に開発
④ 年複数回実施
⑤ 成績は1点刻みではなく段階別評価で提供
・・・・・・などとした。
しかし、より詳細に検討した中間報告では、20年度からは ② にあたるマークシート方式に短文記述式を加えた出題が固まったぐらいで、① は24年度以降、ほかは「さらに検討する」「目指す」などの曖昧な表現にとどめた。
テストの複数回実施は「一発勝負」の入試からの、段階別評価は「1点刻み」の評価からの脱却を示していたが、いずれもはっきりしないままで、実現に向けた具体的な課題が残ってしまった。
① から ⑤ までの5項目のうち、② を除く4項目が曖昧なままになってしまった背景を要約すると次のようになる。
高校、大学、文科省内部のそれぞれが、それぞれの事情で賛同を表明していないことが原因である。
高校は、受験準備の早期化、学校行事への影響を懸念して、複数回実施に反発している。
大学は、「1点刻み」の成績を提供されないことから「合否判定に使用しにくい」として、国公立・私立を問わず、新テストの評価方法に抵抗している。
文科省内では、「慎重に進めたい」という意見が強かった。
(ブログ筆者による〔中見出し2〕の要約)
大学の個別入試では、暗記に偏らず思考力・判断力・表現力を問う入試が一部で始まっている。
お茶の水女子大(東京)は、受験生が大学教員の授業を受けて作成するリポートの成績などで1次選考を行う新しいAO入試「新フンボルト入試」(募集定員20人)を来年度から始める。
文系の2次選考では大学図書館が試験会場になり、受験生は必要な資料を自分で探し出し、1日がかりで課題論文を仕上げる。
国際基督教大(ICU、東京)も、大学の講義を聴く形式で、国語や英語、歴史や科学の分野にまたがる内容を問う入試を行っている。
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高校、大学、文科省内部のそれぞれから疑問が上がる新テストを、どうして実施したいのでしょうね。よくわかりません。
だれもが「よくわからない」まま進む教育政策って、どうも、どこかの何かと似ているような気がしてなりません。
大学入試も、「 simple is best 」だと思うのです。