夜10時55分から始まるNHK総合の25分番組がなかなか面白いです。
 私が観ているのは、月曜日の「サラメシ」と木曜日の「所さん!大変ですよ」の2つです。

 「所さん!大変ですよ」は、先週・今週と2週続けて学校教育に関係する内容で、かつて教職に就いていた身にとっては、腰を抜かすほど驚きました。手帳に番組タイトルをメモしてあったので、思い出しながらブログを書いています。

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 先週は「文房具“爆買い”騒動の謎」

 「ハゴロモチョーク」という高品質の白墨製造メーカーが廃業するという情報を得た国内外の学校・大学・大手進学塾が、在庫のあるうちに「爆買い」をしているという話。
 現職のとき、毎日使っていたチョークの銘柄で、書き味がよかった。廃業の直接の理由は社長が高齢で後継者がいないこと。
 韓国の塾講師が脱サラして、ハゴロモチョークの製造機械を丸ごと買い取ったという話にも驚いた。
 それ以上に、ハゴロモチョークの書き味のよさと折れない強さゆえに、世界中の数学者が愛用しており、彼らが「爆買い」しているという話は驚きだ。
 教室の黒板の端から端までチョークで数式を書きまくるのは、TVドラマの架空の話ではなく、実際の話だったことを知った。数学の問題を解くために数式を書きまくっている途中でチョークが折れると、思考が停止してしまうそうだ。なるほどな、と思った。
 電子黒板の普及も廃業の遠因であるらしい。そういえば、月曜日の「サラメシ」でも黒板再生業者の昼食を取り上げていた。

 今週は「世にも不思議な“えんぴつ物語”」

 文具売り場の鉛筆コーナーからHBのえんぴつが激減しているらしい。小学生の保護者が2Bのえんぴつを買い与えるのが原因だ。
 50数年前、私が小学校に入学したときは、1・2年生に2Bの「かきかたえんぴつ」を使わせていた。教職に就いてからも「低学年までは2B」「3年生以上はHBを使ってもよい」「シャープペンシルは中学生になってから」というのが、居住地周辺の公立学校では共通していた。私自身が教務主任・教頭時代に作成していた「新1年生入学説明会」のパンフレットにも、「えんぴつは2B」と指定していた記憶がある。

 現在、「10B」という柔らかくて滑らかな鉛筆が開発されていることを知った。

 「10B」の存在以上に驚いたのは、いや、驚きを通り越して恐怖さえ感じたのは、子どもたちの筆圧が極端に低下していて、2Bを使っていても硬度の高い鉛筆を使っているかように文字が薄く、生徒の書いた作文が判読できないほどという現実だ。
 その原因が怖い。
 スマホやテレビゲームなど、指先ばかりを使う子どもたちは、手首や腕の筋力が極端に下がっている。いや、腕だけでなく足腰の筋力にも問題が生じているらしい。「体育座り」の状態から手を使わずに立ち上がることができない子どもが増えている。文科省も本格的に調査を始めるらしい。

 私は、最後のガリ版(謄写版)利用世代だ。教育実習のときから教職6年目までガリ版を切っていた。そう、ガリ版は「切る」と言った。
 初めてのボーナスで手刷りのガリ版セットを買った。当時で3万円したので、相当高額な買い物だった。鉄筆やヤスリの種類も揃え、多色刷り・両面印刷の児童文集や学習指導案、教育論文集もたくさん作った。だから筆圧は強くなった。腱鞘炎にもなったが。
 教職初年度の終わり頃、保護者に「先生、この1年で、学級だよりのガリ版の字がずいぶん上手になったねえ。」と褒められたことを思い出した(笑)。

 現在、私は「大人の鉛筆」という、2ミリ芯のノック式鉛筆を愛用している。この鉛筆を使うと、教室だよりや自作問題の内容を考えながらメモするときに、よい発想が涌いてくるから不思議だ。

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 以上、テレビ視聴についての、まとまらないブログを書いてしまい、申し訳ありません。