昨日、仕事の準備をしながらテレビをつけていたら、なにやら初めて見る特集をしていて、仕事の準備をそっちのけで、しばしテレビ画面に見入ってしまいました。

 その番組とは、日本テレビ「ミヤネ屋」の特集で、次のようなタイトルが画面の右上に表示されていました。

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こんな現場みたことない「ミヤネトーク」高速入力する達人
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 というわけで、素人学者の用例カード(仮)に登録したい言葉がまた1つ増えました。

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用例採集:「ステノキャプショナー」
番組出演者の会話に合わせて、同時進行で字幕を高速入力する人を「ステノキャプショナー」という。「ステノワード SW-1」という専用の入力端末を習得するための専門学校もある。
採集日時:2014年12月11日(木)13:55~15:50
採集場所:日本テレビ「ミヤネ屋」の特集コーナー

引用:「大辞林三版」で「ステノキャプショナー」を引いてみました。
(以下、太字はブログ筆者による)
 「ステノキャプショナー」では立項されていなかったので、「ステノ」を引いてみると、デンマーク生まれの博物学者「ステノ」の項に続いて「ステノグラフィー」が立項されていました。
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ステノグラフィー [5][4] 〖stenography〗 速記術。速記。
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 なるほど、「ステノ(steno)」には「速記」という意味があるらしいことがわかりました。
 次は「キャプション」です。
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キャプション [1] 〖caption
〗
1 新聞・雑誌などで,見出し。また,写真・挿絵などにつける説明文。
2 映画の字幕。
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 やっぱり!「キャプション」には、そのものズバリの「字幕」という意味がありました。

 以上のことから、次のことがわかりました。

1 「ステノキャプショナー」の英語のスペルは stenocaptioner と思われる。
2 「steno」=速記、「caption」=字幕、「-er」=~する人(道具)
3 よって、「ステノキャプショナー」は「字幕を速記する人(道具・機械)」を意味する言葉である。

 番組には、「ステノワード」という速記専用の入力端末も登場しました。
 Google で「ステノワード」を検索した画像を引用します。

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ステノワード
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 そして、職業としてステノキャプショナーを目指す人のためのステノワードを習得する専門学校も紹介され、たいへん繁盛していることも知りました。

 「現代用語の基礎知識2015」に「ステノキャプショナー」が立項されているかどうかを調べるのを、すっかり忘れていました。
 さっそく確認すると、「ステノグラフィー」が載っていました。

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ステノグラフィー [ stenography ] 速記。速記術。略してステノ。
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 世の中には知らないことがたくさんあります。いや、知らないことばかりです。

 今、急に思い出したことがあるので、ひとこと書いておきます。
 私が中学1年のとき、同学年で部活仲間のSくんが「早稲田速記」を習っていると自慢していたのです。「速記は書けるようになったが、自分が書いた文字がまったく読めない」と、ぼやいていたことを思い出しました(笑)。
 40年以上前の思い出です。