2011(平成23)年の12月、死の淵から生還して人生の再起を始めた頃、小学生向けの学習国語辞典を買いました。『例解学習国語辞典 第九版』(小学館)です。
 購入後まもなくして、この辞典に付いていたアンケート葉書に感想を書いて送りました。
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 製本が堅牢で、色々な工夫があるよい辞書です。
 子供達が「々」とは何かを調べたいと思った時、子供達は「々」の読み方がわからないため、自力で答えに辿り着けません。本書の148ページに「おどりじ」という見出しで「々」が載っているのにかかわらず、とても残念です。
 学習国語辞典は、子供達が様々な自学自習をする時に、座右に置いて使える“学習百科事典”であるべきです。子供達が、知りたいことに自力で辿り着ける学習国語辞典として、さらに工夫をお願いします。
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 この葉書を送ってすぐに、この辞典の編集担当者から手紙が届きました。
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 このたびは、弊社の『例解学習国語辞典』について貴重なご意見をいただき、大変ありがとうございました。「おどり字」については (略) 小学生向けの国語辞典で、きちんと目につくコラムなどで、説明をする必要があると痛切に感じました。 (略)
 国語辞典では「おどり字」という項目があるものの、小学生向け漢字辞典では、コラムはあるものの「くり返し符号」というだけで総画索引にもなく、一般向けの漢和辞典でも十分な説明がないというのが現状です。これは、わたしどもの辞典の初版がつくられた昭和30年代~40年代の編集委員の先生がたが、国語学会と漢字学会のそれぞれの専門家で、まったく別の取り組みをしていたからと推察されます。
 今後、わたしども、小学館としては、小学生向け漢字辞典の編集担当者とも連携を取りながら、きちんとこの問題を考えていきたいと思います。 (略)
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 返信をくれた会社の姿勢が嬉しく、特製の栞を同封してくれたことに喜び、礼状を出しました。

 さて、手紙のやりとりから3年が経とうとしている今、小学館のホームページで、この辞書の最新版『例解学習国語辞典 第10版』が11月に発売されることを知りました。

 小学館のホームページを読むと、今回の第10版の特長として
・「辞書引き学習」の提唱者、深谷圭助氏を新たに編集代表に迎えた。
・類書中最大級の36,500語を収録した。
・64ページ増になったが用紙を工夫して従来よりも軽くした。
・レイアウトを工夫し、引きやすく、読みやすくした。
・上部余白を広くし、「辞書引き学習」の付箋を貼りやすくした。
などが書かれていました。

 「辞書引き学習」への対応を前面に出したことの評価も気になりますが、それよりも、たった1通のアンケート葉書のやりとりが、どれだけ新しい版に反映されているかが気になるところです。
 老眼が進んでいるのでワイド版を書店に予約注文しました。
 またまた辞書読みの楽しみが増えました。