昨日の大相撲中継を見ていたら、新大関・豪栄道が今場所の初白星を挙げた。
 そのときの実況担当のアナウンサーが「新大関・豪栄道が相撲を取って初勝利です」と言った。
 まったく、どこにも間違ったアナウンスはしていない。
 が、しかし、聴いていて、カチンときた。いや、ガツンときた。いえいえドッカンときた。
 実況担当が「相撲を取って」と言ったのは、
  初日・黒星
  二日目・不戦勝
  三日目・黒星
  四日目(昨日)・白星
という結果を言ったことは自明である。

    じめい【自明】1(形動)他の証明がなくても、それ自身ですでに
            明らかなこと。「自明の理」 2省略
                      (国語大辞典Bookshelf Basic 2.0)

 けれども、力士が相撲を取るのは当たり前である。それを「相撲を取って初勝利」というのは、豪栄道に対して失礼千万である。
 実況担当は「ようやく白星」ということを言いたかったのは分かる。もしかしたら、「ようやく白星」ということを強調したくて「相撲を取って初勝利」と言ったのかもしれない。勘ぐれば、「ようやく白星」を自分の言葉で表現したいと考えていたのかもしれない。
 「不戦勝で初白星」が、不名誉であって恥ずかしいことなのは、大関・豪栄道本人が重々知っているはずである。
 それを「相撲を取って初勝利」とは何事か!
 もう少し、力士の心情を慮って実況しなさい!

 こいつ、いや失敬、この実況担当ばかりではなく、この1・2年の大相撲の実況放送は質が低下していると感じる。
 先場所か先々場所かは忘れたが、ベテラン力士二人の対戦があった。若の里と旭天鳳である。そのときの実況アナウンサーが、「二人合わせて○○歳です!」と得意げに言った。
 解説の北の富士勝昭さんが「年齢のことをそんなふうに言うもんじゃないよ」と穏やかに諭した。すると、くだんの実況担当は「え?だめですか?」と不服そうに返した。あろうことか、間をおいて、再び「二人合わせて○○歳」をアナウンスに使ったのだ。
 バカモノ!!解説者の発言に反駁するな!

 あーっ!ブログを書いていて思いっきり腹が立ってきた。

 ところで、逸ノ城と照ノ富士という二人の若い力士が相当力を付けてきた。連日、勝ち負けにかかわらず、すばらしい活躍だ。おそらく、3~4年後、この二人は間違いなく大関まで上がるだろう。ここに遠藤が加わってくれれば、言うことなし!