ブログを始めるにあたり、気の利いた内容を考えてみましたが、よいアイデアが出ないので、ブログ名の説明から入ることにしました。

このブログ名『素人学者の譫言(うわごと)・・・仮題』について

  私自身が人生の晩年を迎え、職業としての研究者になりそこねた人間であることを悔いながらも、「アマチュアだってこのくらいはできるのだぞ」という、市井における研究・・・というよりも興味の対象への日常的アプローチ・・・を日記風に書き留めていきたいという願いを「素人学者」というニックネームに込めたのです。
 「譫言(うわごと)」ですが、「発言」と呼べるほどの書き込みはできないだろうという諦めと謙遜(?)から選んだ言葉なのです。
 「仮題」と付けたのは、まだブログ名が定まっていないからです。今後ブログ名を変えるかもしれません。そのときはあしからず。

 「うわごと」に似ている言葉に「たわごと」や「ひとりごと」があるので、意味合いを比べてみたいと思います。出展は『国語大辞典 新装版(小学館1988)』です。
  と書くとかっこいいですが、この辞書はパソコンに組み込んで10年以上使っている電子辞書Microsoft/Shogakukan Bookshelf  Basic Version 2.0 の中の国語辞典です。紙版も持っていますが、腱鞘炎や五十肩で重い辞書は堪えますので、もっぱらこちらです。
 おっと、横道に逸れましたので、本題に戻します。

うわごと(うは‥)【譫言】
(「うわこと」とも)
1 熱にうかされなどして無意識に口走ることば。*浮・西鶴織留‐四「ねつがさしまして『<略>』と上言(ウハコト)を申まして」
2 筋道のたたない放言。たわごと。

たわごと(たは‥)【戯事・戯言】
(古くは「たはこと」。「たわ」は「たわける(戯)」「たわし(戯)」「たわぶれる(戯)」などの「たわ」で、常識はずれの行為や状態を意味する)
1 正気を失っていうような、ふつうでないことば。たわけたことば。ふざけたことば。妄語。冗談。*万葉‐三九五七「およづれの多波許登(タハコト)とかも」
2 正気を失った行為。たわけたこと。ばかげた行為。*宇津保‐蔵開上「いといとまめなりと見るものを、なむどたはごとは多くしつる」
3 うわごと。*御堂関白記‐寛弘八年六月一五日「御悩重、時太波事を被レ仰」

ひとりごと【独言】
相手がいないのに、自分ひとりでものを言うこと。人に話しかけるのではなく、無意識にことばが口をついて出ること。また、そのことば。独語(どくご)。「独りごとをつぶやく」

Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) (C) Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)(C)小学館 1988

 このとおり、3つの言葉の語釈を比べてみますと、「うわごと」と「たわごと」は似た言葉ですが、私は、「たわごと」の「正気を失っていうような、ふつうでないことば」を書くつもりはないので、「たわごと」は却下。
 「ひとりごと」でもよいかと思ったのですが、私は「相手がいないのに、自分ひとりでものを言う」ほど孤独ではないので、「ひとりごと」も却下。
 「熱にうかされなどして無意識に口走ることば」としての「うわごと」には、案外、自分の本音が出るのではないかと考え、「うわごと」に決めたのです。